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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

メモ:AppleがGoogleを市場価値で追い抜く

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メディア・パブ:AppleがGoogleを市場価値で追い抜く

 All Things Digital(WSJのブログ)で知ったのだが,Appleの株価時価総額がGoogleを追い抜いている。昨日の時価総額が,Appleは1,594億ドルとなり,1,576億ドルのGoogleを抜き去っていた。

うーん、非常に象徴的な出来事というか、世界の秩序が組み変わっているというか。

結局、消費者ビジネスを行う企業の価値の軸足が、「技術で何かが便利にできる」というところから、「個人の生活にハイレベルの彩りを与えることができる」ところに移ってきている感じがします。端的には、「生活の質を引き上げてくれるブランド」ですね。それを世界市場で展開することができる企業が評価される。

話は飛びますが、日本企業の世界競争力を考えた場合、言語の壁を乗り越えて輸出可能なものに何があるかということで見ていくと、製造業が作り出すモノ以外に、ゲームやキャラクターぐらいしかないのではないかと、ずっと思ってきました。言語の壁を乗り越えて価値を訴求できないと、世界の消費者に受け入れられませんからね。

けれども、「ブランド」というものは、容易に言語の壁を乗り越えることができる世界共通語であるということに、最近気づきました。

日本企業はAppleをお手本として、次世代の企業価値を作っていくとよいのではないでしょうか。

追記すると、原油高・資源高・食糧高により中間層のクオリティ・オブ・ライフが脅かされるなかで、むしろ、クオリティ・オブ・ライフを高める方向に作用するブランド。そういうものが評価される時代になっていくと思います。エコもその一部ではあるけれども、それだけではない。

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