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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

専門家のチカラ

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7月からキャンペーンを行おうということで、お仕事ベースで専門家の方々にお話を伺っています。おひとり、おひとり、こちらにとってはものすごくインパクトがあります。

最初は田口和裕さんtagkazの名で知っている方のほうが多いかも知れません。
彼とは96~98年のウェブ日記の時代に何度か会っていて、その後、彼が在籍していた外苑前のウェブ制作会社さん(ウォーホールが制作したロゴで有名)からお仕事をいただいたりしたことがありました。
彼はその後、ライターとして独立し、Web2.0系アプリケーション分野を中心にたくさんの本を書いています。自分でサービスをやりこんで知見を得て本を書くというスタイルであるため、そのやりこみ経験からくるコメントがこちらにとってはすごく参考になります。
ユーザーさんは何を感じ、何を思うのか。的をついた指摘がすぱすぱいただけるので、ものすごく刺激的です。mixiのidは3桁台ですね。相当に早い。
サブカルの大家であり、旅行家であり、購入CD枚数はおそらく1万に達するほとではないかと思うのですが、そういう”その道に詳しい人”の視点で、アドバイスをいただけたのもありがたかったです。

二番目にお会いしたのが、ここオルタナティブブログできょこコーリングをやっていらっしゃる加藤恭子さん。
加藤さんときちんとしたお話をするのは初めてでした。
彼女はビーコミというマーケティング&PRエージェンシーを運営していらっしゃいます。経営者さんです。
こちらはPRについてはまったく素人であるため、彼女のコメントの1つひとつが非常に刺激的でした。1時間の間に20ぐらいの提案をいただいたと思います。非常に非常に聡明な方です。うんうんうなりました。
彼女から教わったいくつかのノウハウを総合してみると、次のようなことが言えると思います。
「PRとは、1人ひとりの人と関係を作り上げていく、割と地道な努力である」。
足で稼ぐことの重要さ。すでに知っている人たちの力を借りることの重要さなどを教えてもらいました。ありがたいです。

一昨日はsmashmediaの河野武さんとお会いしました。
河野さんもまたすごかった。リアルでお会いしたのは初めてです。彼の仕事内容はウェブで公開されているし、ギャランティについても明確な指針がうたってあります。その明快な姿勢がいいですね。
河野さんは、ウェブサイトの位置づけや顧客との関係づくりを構造的に把握して、課題の解決には構造上どこを攻めるのがいいか、瞬時に理解してコメントをくれるというスタイルの方だと思いました。
やはりたくさんの刺激をいただきましたね。企業秘密に踏み込むことになるため、ここではその具体を書けませんが。「コミュニケーション・デザイナー」をうたっているだけのことはあります。プロです。

お三方とお会いして共通するなぁと思ったのは、本音をすぱすぱ気持ちよく言うということ。目の前にいるのがお客さんだとしても、真実をはっきりと言う。たとえ相手にとって手痛いような指摘であっても、はっきりと言う。そこが共通していると思いました。
私はどちらかと言えば、A型の空気読みタイプの婉曲語法多用というのが地なのですが、それからすると、お三方のコミュニケーションは対極にあります。ひたすらはっきりと真実を告げるというアプローチ。それがすがすがしく、気持ちよかった。専門家の方のチカラというものを感じました。

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