一番重い本と聞かれれば、A5版新改訳「聖書」を挙げますね
弊ブログでは宗教的な話題にはあまり触れないようにしているのですが、何を隠そう、宗教おたくのようだった時期もあり、ユングに没頭しつつ、ルドルフ・オットーに驚嘆しつつ、ウィリアム・ジェームズも当然のようにこなしてたりしました。
20代の頃はアジアの諸宗教関連アイテムをカタログ的にインプットしてたりしました。ヒンズー神話もある程度はつついたな。
とはいってもばりばりおたくというほとではなかった。多方面にわたって多少読みかじっている程度。
で、色々変遷を経て、2000年末に洗礼を受けてクリスチャンになりました。個人的には、洗礼を受けたからと言って、ものすごーく劇的な変化が訪れるというものでもなく、毎週毎週教会に行って、礼拝に参加して、聖書の文言になじんで、自分の生活で精進して、そういうのを数年やっていると、それなりに板についてくる、といったものではないかと思っています。
古くから私を知っている方には、「あの、歌舞伎町キャバクラ通いの今泉がなんでまたクリスチャンに」とお思いの方も少なくないと思うのですが、そこはそれ、人生の機微というやつでありまして。
ばんちょう~さんのお題「いままでで1番”重かった”本」は、自分の場合、いのちのことば社が刊行している新改訳の聖書ですね。A5版で相当に重いです(思い起こすと学生時代に使っていた研究社の大英和ほどではないかも知れない←これを毎日持ち歩いてました)。
自分がこれまで入手した聖書には、学生時代に色々眺めていた文語訳、岩波文庫の塚本虎二訳福音書、口語訳、新世界訳、新共同訳(新約のみ)などがありますが、現在出ている新改訳は日本文として非常にかっちりしており、読みやすく、読んでいてすとんと腹に落ちます。その新改訳のA5版のでかいのを常用しております。(そういえば、大学の1年生の時、キングジェームズバージョンが教材になっていたことを思い出しました。)
多くのクリスチャンの人にとって、聖書は普通一般的な意味で言う「本」ではなく、適当な日本語が見つからないのでカタカナで書きますが、ライフであり、リアリティであり、プレイズであり、ロードであり、ジョイであり…といったところ。そういう意味で、重いというよりは、神と自分との関係との拠り所という意味で、礎石のようなものだと思います。
そんなこんなであります。