イノベーションネタは気楽
イノベーション関連の話題について書くのは、実はすごく気楽です。第一に、守秘義務契約に触れる可能性がないところで自由に書けます。第二に、現在進めている新規事業の準備の色々な事項のうち、当然のように部外秘が求められる事項に何ら触れることなく書くことができます。第三に、そうした話題は好きなので、書いてて楽しいわけです。
イノベーションは、ある意味では資源の偏りの是正であり(取引相手双方がまだ存在していないところに見るアービトラージ)、見方ができてくれば様々な産業や分野において、その余地が見えてきます。誰も見ていないところに膨大な富のポテンシャルがあったりするので、それについて思いをめぐらすのが楽しい。そして書くネタになる。そういうことですね。
これが例えば今朝からしつこく読んでいた某資料に関することとなると、もういけません。テクニカルな話なのですが、後先を考えるとやはり書くべきではない。
起業に関してはアーリーステージ・ディスクロージャをうたっていますが、人間にもプライベートな部分があり、それについては色んなところで書くべきではないのと同じように、会社にも(たとえ図体が小さくとも)プライベートに相当する部分はあり、それは書くべきではありません。
そうしたことがあるため、ある時期からはてなブックマークを公開するのをやめました。Web2.0の集合知に関してはシンパシーを持っていたため、主義に反する部分も少しありましたが、これから形ができていく会社のことを考えると、そうも言っていられません。ある時期に集中的にXXXX関連情報を見ていたり、********を検討していたりするということが丸見えですもんね。別に大したものを見ているわけではないですが…。もともとが公開情報ですから。
そんなことを考えると、おもしろいネタの領域がぐんと狭まって、食べたものか、聴いたものか、未来の話か、一般的な経済の話か、読んだ本か、エントリーバリューの話ということになってくる。
先日来少しずつ聴いているエンリコ・ピエラヌンツィはなかなか行けます。