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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

新春夢想-広域東アジア市場における2008日本準富裕層水準実現プロジェクト

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以下はまだ正月気分が続いているとして、新春夢想ということでお受け下さい。
ブログのモットーとして「基本的にはシロートであり、時には論評し、日々考え、いろいろ実践して、社会的な富に貢献する」を掲げている今泉の1つの案です。

一般的に、1つの国の経済は、多数派である中間層の生活水準が急速に向上するなかで拡大します。日本の場合、池田勇人首相が「所得倍増論」を掲げ、一億総中流意識が浸透するなかで高度成長がもたらされました。因果関係が間違っているかも知れませんが、おおよそそんなところでしょう。米国の場合も50年代から60年代にかけて同様のことが起こったはず。

東アジア地域に大きな市場を設定するとします。極東ロシア、中国、韓国、台湾、ASEAN諸国。もう少し西に寄せてインド。これらを仮に「広域東アジア市場」と呼ぶことにしましょう。極東ロシアの人口をロシア全体の1/3程度と仮定すると0.5億人。その他の国、地域、諸国連合の人口をWikipediaで拾って合計すると約30億人となります。日本を含めずに30億人です。

30億人の規模を持つ広域東アジア市場において、将来、経済活動が活発になり、日本もそれに関わって、大いにその富を享受するにはどうすればいいのか?

池田首相の所得倍増論に範をとります。

ベンチマークを、現在日本で世帯収入2,000万円の世帯が営んでいる消費生活で設定します。1つの世帯における所得獲得形態(職業)、住宅保有、家電利用、自動車保有、金融サービス・教育サービス・医療サービスの享受、食生活、ファッション消費、等々をおおよそその水準で設定するわけです。これを仮に「2008日本準富裕層世帯水準」と呼ぶことにします。

そして、広域東アジア市場において、2020年頃に、多数派層が2008日本準富裕層世帯水準を実現することを目標に掲げる。「ビジョナリー・カンパニー」で言うところのBig Hairy Audacious Goals(社運を賭けた大胆な目標)です。日本とこれらの国、地域、諸国連合がこれに向けて手を携えてがんばる。日本がグランドデザインを描き、プロジェクトをリードする。官民挙げて邁進する。

関係者全員が本気でこれに携われば、たぶん実現すると思います。

エネルギー、水、環境保護などにおいて解決すべき事項は山積していますが、現在日本が持っている技術やノウハウなど使いつつ、様々な要素を整え、推進していくならば、十分に可能なのではないでしょうか?

仮に、広域東アジア市場において2020年頃に2008日本準富裕層世帯水準を実現するという明確な目標が定まるならば、日本企業がやるべきことは非常に大きく広がります。
総合商社もやれる領域は無数に持っている。製造業では自動車も電子機器も建設機械も、それから化学や食品などの製造においても無数の事業機会ができあがる。輸送インフラひとつとっても、たぶんかなりのことが必要になる。エネルギーを効率的に利用する技術。中国など水資源が困る地域での対策。それから中間層の消費生活を豊かにするための種々の金融サービス。そしてそれらに必ず付随するところのIT。

30億人の巨大市場ですから、事業機会は無尽蔵です。

また、現在の地球が抱えている持続可能な発展ということについても、それが解決されなければ出来てこない絵ですから、そこについてもすべての参画者が真剣に考えるようになる。経済的なインセンティブがあって、かつ、皆が真剣に考えるわけですから、解決策が出てこないわけがない。言わば地球が抱えている諸問題に集合知が働くようなものです。

こういう大きな絵では、僭越ながら、日本の中央官庁の方々の非常に優秀な計画策定能力がものすごく生きると思います。関係各方面の調整手腕、予算創出等で、高度成長期とは比べ物にならない活躍の機会が生じるのではないでしょうか。

さらには、日本の需要不足は解消され、人材はどうやったって足らないという状況になり、新たな職業訓練の機会が豊富に提供され、すでに退職された方々にも手腕発揮の機会が再び巡ってきて、日本のわれわれの所得水準も多いに向上する。格差なんか言っていられない、みんなホクホク…。

広域東アジア市場の各都市と日本の各都市とを結ぶ小型のエアコミューター網も欲しいところですね。

これは真剣に検討してみる価値がある。大いにある。そんなことを新春夢想として考えてみました。発案者は(c)を主張しません…(爆。

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