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リサーチのプロとして長いこと歩んできた今泉大輔です。ChatGPT出現以降、Facebookで「ChatGPTとMidjourneyのビジネス活用を探って行く勉強会」を立ち上げ、「ビジネスパーソンにとってのAI」の観点で米国情報を収集して来ました。知的アウトプットの質と量を向上させるプロンプトの開発にも取り組んでいます。

ブートストラップ起業なのか?

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先日CNETの「低予算で起業するための王道はあるのか?新興企業をブートストラップする方法」という記事を非常に興味深く読みました。これってほとんどわれわれのことじゃんかと思いながら。

その記事にいわく
-Quote-
成功の可能性を最大化するには、次のようなブートストラッププロセスを踏むべきだ。

中略

2.モックアップ:自分の欲しいシステムのモックアップを作る。モックアップの画面には、最終的なシステムが持っているべき情報やナビゲーションが含まれているべきである。これを正しく行うためには、いくつかのモックアップが必要であり、単純ではない。

3.機能仕様:機能仕様と呼ばれる文書を作成する。機能仕様は、開発者に対しモックアップの各画面がどのような動作をし、モックアップの各ボタンやリンクがどのような機能を持つかを記述したものだ。

中略

8.一回目の訪問:国外から調達した場合には、現地に行き、スタートにあたって開発者と会い、モックアップ全体とすべての文書について説明し、彼らがどのようにシステムを組めばよいのかを知っていることを確認する必要がある。開発者と対面での関係を築いておくことは発注者にも開発者にも非常に価値のあることだ。 

中略

このようなプロセスを進めていくことが、「起業家」になるということだ。

-Unquote-

へー、という感じです。米国ではもうパターンとして確立されているということなのですね。

「ブートストラップの手法は安いと言われることが多い。…中略…われわれの目標がこれらの人材を直接雇えるだけの資金を調達するものであったとすれば、サービス開始までに500万ドルから700万ドルを必要としただろう。」
これもそんなところですね。ごく普通の企業が普通にやっている体制を組み、一般的な開発を進めるとすぐに億ぐらいになってしまいます。
この指摘の後にある費用の表が細かくていいですね。泣けてきます。旅費という項目があるのがなおいい。ちなみにわれわれの場合は、一度、プーネ(ムンバイの北にある)に行きかけましたが諸事情あってよしました。まだ訪問は果たせていません。

結局費用をかけてもかけなくても、やることは同じ。誰がそれをやるかということなんですね。いきおい早朝土日稼動ということに。

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