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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

ブログクチコミデータ分析解説記事:小西真奈美の「ぐびなま飲も!」は消費者に響いたのか?

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翔泳社Markezineの連載記事:ブログから導く消費者の生の声!クチコミデータ有効活用への道の第二回「小西真奈美の『ぐびなま飲も!』は消費者に響いたのか?」はすごく具体的でわかりやすかったです。いい記事ですね。

この内容から、企業が広告キャンペーンを行う場合には、ブログで言及される可能性のあるキーワードをポートフォリオとしてデザインする必要があるということがわかります。

タレント名、商品名、キャンペーンで利用される造語・新語、関係したミュージシャンなどのクリエイター名等々を、適当なマトリクスでマッピングした時に、一定の方向感が出るようにデザインし、実際のキャンペーンを打ってみた後で、その方向感とブログクチコミデータ分析から得られた方向感が合致していればよし、違っていれば原因を探って修正をかけたものを再度投げてみる…といった形になるのでしょうか。

このやり方でよいのだとすれば、個々のキャンペーンは、プロトタイプA→修正プロトタイプA'→修正プロトタイプA"と言う具合に修正を前提とした形であるのがよく、従って、個々のクリエイティブはある程度予算を抑えて制作して、何度もシリーズで作れるようなのがよいということになります。
動画で言えば、インターネット用の低予算ショートムービーといった感じになるのでしょうか(映画「ピンポン!」における「ティンポン!」のような)。

もっとも中身にブログでの言及の敷居を下げる要素が入っていなければならないし、それが何なのかは、クリエイターの才覚次第です。

ということで短絡させると、ブログシーンにおいて分析できるほどの言及が発生するためにはクリエイターが重要である、ということになりますね。
そのクリエイターはどこにいるのか?この時点でCGM空間で存在感を放っている人ではないでしょうか。

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