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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

カルディコーヒーファームでダイハードな激辛を

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土曜日ということで。ITにまったく関係ない話で恐縮です。

首都圏で最近店舗数を伸ばしている輸入食材屋さんにカルディコーヒーファームがあります。

ここは輸入食材のドンキホーテと言ってよく、店内に入ると、意図されたごちゃごちゃした陳列のなかで、必ずはっとする商品が見つかります。私は本来タイ好きなので、エスニック系の味が大好きです。カルディの店内に入ると、欲しいものだらけで動けなくなってしまいます。

激辛の調味料というと、特にドロッとした系統でいうと、昔ならばタバスコしかありませんでした。辛いのが好きな人はひたすらタバスコに集中するしかないという時期が、90年代半ばまで続いたように思います。
90年代後半になると、ハラペーニョという殺人的な激辛の香辛料があり、それを素材にした激辛調味料が「この世の中には存在するらしい」という認識が、にわかに辛いもの好きの間で広がり始めました。
ちなみに私の場合は、おそらくはハラペーニョ系では後続企業であったマキルヘニー社(タバスコ製造元)の緑色の製品で知ったのが最初だと記憶してます。ただ、マキルヘニー社のハラペーニョ入り製品は、あまり辛くないんですよね。試してみるとがっかりです。その後、千駄ヶ谷地区のとある米国ダイナー風飲食店で、すばらしく感動的な緑の調味料を試して、「あぁこれがそれなのか」と認識しました。2000年の頃です。

90年代後半に日本で入手可能だったエスニック系激辛調味料は、そのほかでは、タイのタイすきに使う甘くて辛いやつ、ぐらいだったのではないかと思いますが、いかがでしょう?

ともあれ、90年代後半には、ハラペーニョ系の激辛調味料なるものがこの世に存在するのだということが、われわれ激辛好きには明らかになりました。

ちなみに、エスニック系ではない、言い換えれば、生粋の日本の激辛ということでは、京都あたりに複数ある、老舗の一味屋さんがあります。先日京都に行った際、錦市場を初めて歩かせていただきましたが、胸が熱くなるような激辛志向の一味商品を置いている店が複数ありました(漬物を買うので手一杯だったので、一味はよしましたが)。
そのほか、バリ島に行くとサンバルがあります。あれも好き嫌いはあるでしょうね。目玉焼きにかけるとおいしいです。

現在のカルディファームでは、米国で生産されているタバスコおよびそれに準じた激辛調味料(ハラペーニョ系含む)に加えて、メキシコあたりで生産されていそうな本格的ハラペーニョ調味料や、このトレンドはタイにも飛び火しているらしく、タイで生産された激辛調味料などを手に取って眺めることができます。激辛調味料好きにはもう天国です。世界の富はこれほどまでに豊かだったのか!という感じです。(私がタイに足しげく行っていた90年代には、かの地にはタバスコの延長線にある激辛調味料は存在していなかったと記憶しています。最近のものなのでしょう)(関係ないですが、100円コンビニのショップ99にも米国産?のが置いてありますね。オーソドックスなドロッとした赤唐辛子のやつ。100円で変買えます!)

そのなから先日、タイのやつを買ってきました。これは強力と思えるやつです。試してわかったのは、これは、われわれと同じ、醤油や魚醤の味覚文化を持つ人が作ったレシピなんだなということ。どことなく醤油の雰囲気が漂う激辛調味料でした。ドロっとしてて、多少甘くて、少しダシの風味があって、醤油に寄せた味覚もあり、それでいて激辛調味料の名に恥じない辛さがある、という具合です。

しかし辛い辛くないで言えば、さほど辛くない。バリ島でどこの小スーパーでも手に入るポピュラーなサンバルよりも辛さはかなり落ちます。本場のハラペーニョ系と比べると、がくんと落ちるのではないかと思います。
(タイの場合は、激辛調味料なんかなくたって、グリーンカレーを食べていればいいし、それで足りなければピッキーヌーをぽりぽりかじっていればいいのです。なんちて)

ということで、今度は本場南米産のハラペーニョ系激辛調味料を、カルディの店で買ってこうようと思います。ダシの風味や甘さへの配慮がないダイハードな激辛というものを、しっかりと経験してみたいです。

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