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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

メモ:パーソナライズド・サーチ続報

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ウェブをうろついていて、パーソナライズド・サーチの動向について、非常によくまとめてあるブログを発見しました。かのSEMリサーチさんです。日付を確認すると2004年3月ですね。
中で言及されているGoogle Personalized Search。サイトに入ってみると、次のような説明があります。

-Quote-
Get the search results most relevant to you.

Personalized Search is an improvement to Google search that orders your search results based on what you've searched for in the past. You may not notice much difference at first, but as you build up your search history, your personalized search results will continue to improve.

You can view your Search History on this page at any time by clicking the "Search History" link on the Google homepage.
-Unquote-

ベタな説明でわかりやすいですね。使えば使うほど、自分の好みに合ってくる一種のチューニング機能があるわけですね。個人的に、ずっと欲しいと思ってきた検索履歴を保存する機能もあるとのこと。むー。おそるべしGoogle。

しかし、こんなにすばらしいものが、なぜほとんど知られていないのか?

 仮説1:このサービスが普及すると、AdWordsのビジネスに悪影響がある。
 仮説2:このサービスを開発したチームが、マーケティングダラーを集められなかった。(あるいはその逆で、マーケティングがこのサービスの良さをあまり評価しなかった)
 仮説3:結局このサービスを必要としている人はそんなに多くない。
 仮説4:Googleの新サービスがあまりに多いので、店の隅で埃をかぶっているような状態。
 仮説5:クリステンセンが言うところの技術の供給過剰。

どの仮説が正しいのか確かめる術はありませんが、自分としては少し気長に使ってみて、その威力を確かめてみたいところです。

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