アナログは難しいか?
うーむ、何とも言えませんな。レコード再生の話です。
日曜日にも自宅で仕事なので、いつもかけないCDやLPをいろいろBGMにして、自分の背中を後押ししながらやっている状態です。
アナログ再生については、
①むくむく欲求がもたげてレコードプレイヤー(KENWOOD KP-990)を入手、
②MM用のフォノイコライザが付いた中古プリアンプを複数入手、
③安手のMMカートリッジを入手、
④ヤフオクでレコードを大量落札、
⑤色々聞いたけど音質的にいまいちな感じ、
⑥成り行きで入手したプリアンプLUXMAN C-05、
⑦MCカートリッジの定番DENON DL-103を入手、
⑧C-05のMCフォノイコとDL-103でマイルス・デイビスの初期盤を再生するとものすごい世界が出現することを発見→有頂天、
⑨しかし、C-05を含むアナログ機材一式を売り払うとかなりのキャッシュになるな、
⑩C-05をまず売り払う、だがレコードプレイヤーなどは思いとどまる、
⑪MCフォノイコで極上の満足がゆくプリアンプが手元になくなったと思い込み、あの心ときめくアナログ体験はもう戻ってこないのかと落胆(現実問題としてアナログで満足ゆく音質が出るかどうかは、MC対応フォノイコに何を持ってくるかで決まるところがあります)、
⑫MCフォノイコのよさげな中級プリアンプTechnics SU-A4 MK2を入手。あましよくないがとりあえず使う、
⑬アナログを本格化させるには、MCフォノイコの最上部材を積んだ80年代の上級機プリアンプを再入手しないと話にならんと思い込む、
⑭真空管のプリアンプを自作する手もあるな、
⑮でもやっぱアナログとは決別しよう。CDに集中投資した方が満足度が高そうだ。第一ヤフオク入手のLPは8割方ノイズがひどいし(アナログ高音質盤入手には相応の投資が不可欠)、
⑯この状況で機材はCDP SONY CDP-555ESD、DAC SONY DAS-703ES、Analog P KENWOOD KP-990、Pre-Amp Exclusive C3a、Power-Amp Victor M-7050、SP Sonus Faber Grand Piano Home。C3aにMC対応フォノイコはない(ただし後述するやり方で何とかなると判明)(これら一式すべて中古で入手しているので、まったくお高くありません)、
⑰やる気なくたまにアナログレコードを再生。山下達郎を含むポップス系、80年代ロックはすべて奥にしまい、かろうじて60年代ジャズとクラシックのピアノ曲、ピアノ協奏曲のみ常時取り出せるようにしておいた、
⑱本日何気に、MCフォノイコのない常用プリアンプC3aにDL-103の出力をつなぎ、C3aに何個かついているカートリッジ関連のボタンを「100KΩ対応」「フォノレベル最大(カートリッジ入力最大)」にセットしてかけてみると、「おぉこれは往年のLUX C-05の最上級フォノイコに匹敵する響きではないか!」と発見、
⑲自身オーディオマニアであるところの山下達郎のLP「ポケットミュージック」を再生してみる。んー、すげー音、
⑳これは、シュガーベイブ時代のLPも音がよかろうと思い、ヤフオクで探すと、なんと「SONGS」が8,000円、2万円という値段が付いている、みんな考えることは同じか、(大貫妙子のアナログ盤はねらい目ですね)
という経緯をたどって今に至っています。現状やめられそうにありません。
70年代80年代のロックを聴いてきた人にも、「やってみなよ」と勧めたくなる、音の生な艶っぽさがあります。
未聴のローリングストーンズのLPがかなりあり、これもまた楽しみというところ。はよ仕事せい。