AIを駆使すれば英語の壁を乗り越えて米国株を選ぶことができる!
DeepSeekの前後からLLM(AIの中の大規模言語モデルセグメント)の情報収集と研究を再開しています。目に入った内容はFacebookグループの「ChatGPTとMidjourneyのビジネス活用を探って行く勉強会」の中でシェアするようにしています。
色んな可能性がありますが、以前に「パソコン初心者のためのインターネット株式投資入門」という本を書いたことがある小生としては、個人投資家の方々が、英語の壁をラクラクと乗り越えて、アメリカにふんだんにある英語の資料をAIに咀嚼・分析させ、例えばNVIDIAの株に関する、自分がもっとも欲しいと思っている情報やデータを取得することが可能になってきている...と考えています。
これは、従来であれば、日本の機関投資家や米国株専門の情報サービス会社でなければできなかったことが、「今ではできる」ということです。
つまり英語の壁をラクラクと乗り越えて、米国の機関投資家やキャリアの長い個人投資家が毎日のように読んでいる英語のレポートを、日本にいて、日本語で読むことができる時代が来たということです。ChatGPTなどのAIを駆使すれば、それができます。
また、ChatGPT、Gemini、Perplexity、GensparkなどのAIは、3ヶ月単位で機能強化が続いており、無料のバージョンでもかなりのことができるようになっています。ざっと記すと、以下のようなことは、朝飯前です。
AIを駆使すると朝飯前になる「米国株でできること」(無料のAIでできること)
・NVIDIAを初めとする「マグニフィセント7」(以下で解説)の個々の銘柄について、自分が欲しいと思った情報を、プロンプトを工夫して、英文で得る。その内容をChatGPTに翻訳させる。
・NISAの成長投資枠240万円(年間)の予算内で買える米国株を5銘柄程度、ポートフォリオとして組む。それをAIにやらせる。
・マグニフィセント7の銘柄でポートフォリオを組む際に、向こう3年で成長率が最も高いと予想される3銘柄をAIに抽出してもらい、それを240万円の成長投資枠の中で割り振る。
・自分が着目している企業の経営者の意思決定のヒストリーをAIに調べさせて、その内容を日本語で読む。
・Xで米国株情報を収集する場合(日本語で情報集する場合)、誰をフォローしたらいいかGrokに選んでもらう。
・日頃、米国株関連の日本語情報サイトを読む場合に、どこを読んだらいいかAIに選ばせる。情報の渦に溺れずに済む。
・過去1週間の米国株式市場の動きを要約させる。
個別の銘柄に特化した内容をAIで得て日本語で読む
日本にいて日本語で米国株情報を得る場合、NVIDIAなどの代表的な銘柄であっても、「その銘柄に特化した情報を広く得る」「その銘柄に特化した深い情報を得る」ということは、大変に難しいです。
Apple、Alphabet/Google、Amazonなど以前GAFAと呼ばれていた、日本でも日常的に利用している会社であっても、その企業のビジネスの全体像を知ることは、なかなか難しいです。例えば、Amazonの利益の大きな割合はモノを売るコマース事業ではなくクラウドのAWS事業から得られています。ITの関係者でない限り、AmazonのAWS事業が業界全体でどういう意味を持っているのか理解することは難しいです。
株式を買うためには、やはり「その企業の全体像」をはっきりと理解しておきたい所です。主要な事業分野の内容、各事業分野の強みと弱み、シェアなど。
また、非常に強い企業には非常に個性的な経営者がいます。Amazonのジェフ・ベゾスは現在ではCEOを退いていますが、非常に興味深い人物であることは確かです。しかし日本語でその人物像を知ることは簡単ではありません。NVIDIA CEOのジェンスン・フアンも同様です。
そのような「その企業の全体像」を知ることについても、AIのプロンプトを工夫することで(多くのプロンプトは英語で書かないといけませんが...←そこは私がガイドとなって解説して行きます)、スルスルと回答が得られ、英語の回答内容は無料のChatGPTに翻訳させれば一発です。
「マグニフィセント7」についてAIに解説させてみた
さて、今話題のマグニフィセント7。GAFAに、AIに欠かせない半導体のNVIDIA(エヌビディア)、AIで自動運転を可能にしたTesla(テスラ)、AIクラウドサービスに舵を切ったMicrosoft(マイクロソフト)のAIで圧倒的な強みを持っている3社を加えた7社です。
この7社について、ChatGPTに解説させてみました。日本語で素朴な質問としてChatGPTに聞いてみます。(自分がどういう立場なのか、質問に含めて聞くと、自分にとって最適な回答が返ってきます)
マグニフィセント7がなぜ株式市場で注目されているのか、非常によく理解できる回答です。
質問:マグニフィセント7とは何ですか?個人投資家の私にわかりやすく説明して下さい。
ChatGPTの回答:**マグニフィセント7(Magnificent 7)**とは、現在の米国株市場を代表する7つの巨大テクノロジー企業を指す言葉です。
この7社は、時価総額が非常に大きく、株式市場全体を動かす影響力を持っています。
マグニフィセント7の企業一覧
- Apple(AAPL) - iPhoneやMacなどのハードウェアと、App StoreやiCloudといったサービスを展開。
- Microsoft(MSFT) - Windows、Office、Azure(クラウド)を提供し、AI開発にも注力。
- Alphabet(GOOGL) - Googleの親会社で、検索エンジン、YouTube、広告ビジネス、AI(Gemini)を展開。
- Amazon(AMZN) - EC(電子商取引)とAWS(クラウド)で世界をリード。
- Nvidia(NVDA) - AIやゲーム向けの高性能半導体(GPU)を開発し、AI市場で重要な役割。
- Meta(META) - Facebook、Instagram、WhatsAppを運営し、VR/AR(メタバース)事業も展開。
- Tesla(TSLA) - 電気自動車(EV)と自動運転技術を開発する業界のリーダー。
マグニフィセント7が注目される理由
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株価パフォーマンスが強い
- これらの企業は市場平均を大きく上回る成長を続けており、最近のS&P500の上昇の大部分はこの7社によるもの。
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AIブームの中心
- Nvidia(半導体)、Microsoft(OpenAIとの提携)、Alphabet(Gemini)、Meta(AI開発)、Amazon(AI活用)など、すべての企業がAI技術を活用し、次世代の成長ドライバーとなっている。
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市場支配力が圧倒的
- これらの企業はそれぞれの業界で寡占状態を作り出し、長期的な競争優位性を持っている。
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指数への影響が大きい
- S&P500やNASDAQ100といった主要株価指数の大部分を占めるため、これらの企業の株価が動くと市場全体に大きな影響を与える。
個人投資家にとってのポイント
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マグニフィセント7は長期投資に向いているか?
→ AIやクラウドなどの成長市場を牽引しているため、長期的なポテンシャルは大きい。ただし、バリュエーションが高く、調整局面では株価の変動が大きくなる可能性がある。 -
個別株 vs ETF(インデックス投資)?
→ 個別株投資の場合、成長が期待できる企業を選定するスキルが必要。
→ **ETF(例:QQQ, VOO)**なら、マグニフィセント7を含むテクノロジー株に分散投資できる。 -
今後のリスク
→ 規制リスク(独占禁止法などで締め付けが強まる可能性)
→ 金利上昇リスク(ハイテク株は金利の影響を受けやすい)
→ AI競争の激化(技術革新が速く、競争力が落ちる企業が出る可能性)
まとめ
- マグニフィセント7は、米国市場の成長をけん引する7つの巨大テック企業。
- AI、クラウド、半導体、EVといった分野で圧倒的な影響力を持つ。
- 長期投資の魅力はあるが、株価変動や規制リスクにも注意が必要。
- 個別株かETFか、自分の投資スタイルに合わせて選択するのが重要。
個人投資家として米国株を選定する際、マグニフィセント7は無視できない存在ですね。どの企業に注目するか、またはETFを活用するか、戦略を考えてみるのがよさそうです!(←ここまでChatGPTの回答)