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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

ドバイが発電+海水淡水化案件の競争入札を初実施

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中東のメディアで、ドバイが初めて火力発電+海水淡水化プラントの官民連携案件を実施するというので、話題になっています。

Khaleejtimes: DEWA seeks bids for first private power plant
The National: Dewa seeks $1.5 billion abroad for private power plant

中東ではほとんどの国で外国企業を招いた官民連携を発電分野で行っていると思っていましたが、ドバイは例外だったんですね。
ドバイの電力と水供給を管理するDubai Electricity and Water Authority (Dewa) は先頃、総事業費15億米ドルに上る1,500MW(メガワット)の火力発電所と海水淡水化の併設プラントの国際競争入札を行うことを発表しました。

競争入札のアドバイザーにはHSBCが付き、すでに事前資格審査相当の作業を内々に行って、入札参加のお声がけをする企業を決めているそうです。フランスのGDFスエズ、日本の三井物産、韓国電力公社などの名前が挙がっています。

ドバイでは世界金融危機以後、発電所新設のプロジェクトが資金調達難によりストップしていたようです。それまでは自力で資金調達を行い、EPC案件として外国企業に建設を発注していたものを、独立発電事業者を募る案件に切り替え、ファイナンスもHSBC主導の銀行団によるプロジェクトファイナンスおよび受注企業等の出資の組み合わせで行うとのことです。

アブダビ首長国では発電+海水淡水化を官民連携案件として実施した例が多数あり、それがお手本になっているようです。

中東の場合、淡水需要を既存の水源でまかなえないので、海水淡水化が広く行われています。逆浸透膜によらない従来型の海水淡水化プラント(多段フラッシュ法)では、エネルギーを多く消費するため、発電施設と併設されるのが普通でした。今回のプラントも電力+海水淡水化になっているのは、逆浸透膜を使わないということなのでしょうか?

[関連投稿] 多段フラッシュ法と逆浸透圧法についてはこちら。
Pike Research:2016年までの海水淡水化投資は878億ドル

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