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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

メモ:村上敬亮 情報産業の未来図「Reference Kitと『ものづくり信仰』」

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村上敬亮 情報産業の未来図
Reference Kitと「ものづくり信仰」

僭越ながら、いい投稿ですね。

-Quote-
どうしてこういうことになるのか。これは、「デジタル化」ということの一つの本質なんだと思います。「我が国は、ものづくりには強くても、システムや戦略の設計には弱い」。これは数十年来経営学者の間で言われてきたことですが、デジタル化によって、この問題が更に深刻化しています。「デジタルとデザイン」のエントリで若干触れましたが、デザイナーの深澤さんが、こういった表現をされています。
 中略
 感覚的な物言いで恐縮ですが、デジタル化は「もの」を微少単位に分解する。それだけだったらまだ良いが、今度は、ネットワーク化がそれを横に組み直す。そうして、ものも、サービスも、そしておそらく産業構造も(?)、どんどん変わり始めている。おそらく、「情報の生産性」を起点としてバリューチェーンの組み替えを起こしていくんだろうと思う。個人的には、そんな風に感じています。
-Unquote-

ここで村上氏が言っている「『情報の生産性』を起点としてバリューチェーンの組み替えを起こしていく」ということが、”ITを活用すること”で可能になるイノベーションです。決して、情報技術そのものイノベーションではなく、それを”活用すること”で可能になるイノベーションということです。この視点、少し前に上げたMcKinsey Quarterlyの視点に近いです。

”ITを活用すること”で可能になるイノベーションを、現実的に収益を生むビジネスモデルに仕立てるのは決して簡単ではありませんが、自分の日常生活の中で感じる素朴な思いや欲求から糸口をつかむことは可能だと思います。糸井重里氏が最近言っている「公私混同」は1つの行き方だと思う。

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