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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

ブログを書き継いでいくための芸能人化

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先日、ブログの旬はだいたい2年だいうことを書きました。「それではさみしい」「さみしすぎるっ」と思われた方もいらっしゃるかと思います。

旬である2年を超えて、ブログを継続的に運営していく道はあるのか。たぶん、あります。芸能人モデルにシフトするのです。

メディアのおもしろさというものが「インプットが多ければ多いほどよい」というインプットとアウトプットの比率に拠っているのだとすれば、インプットがジリ貧になるほどブログはつまらなくなります。これはこれで一理あります。

一方、インプットがなくとも、やることなすことネタになるというのが芸能人です。なまじインプットがあるとキャラのエッジが立たなくなるので、むしろノー・インプットで、”やることなすこと”が素でおもしろいというのが理想だと思います。このタイプに切り替えると、以降、ほぼ永遠にブログあるいはそれに近い日ベースメディアを書き継いで行くことができます。ブログ界で高い知名度を得ている人の一部には、早期にこのモデルに移行した人が少なくないとにらんでいます(^^;。

実は、ネット上の自分を限りなくリアルな自分と同じところで持っていくのか、それとも、ネット用のアイデンティティを切り分けて、それはそれとして設計して育てていくのかは、ネットに滞留する時間がもっと長くなるであろうこれからの時代に非常に重要な問題になると考えています。ネット・アイデンティティ論が確立されなければなりません。

私見では、普通に仕事をして普通に生きているリアルな自分と、ネット上のアイデンティティとは、明確に一線を引くのが好ましいだろうと考えています。それは、公の芸能メディアで報じられるような生活を送る一方で、人には絶対に知られることがないプライベートな生活というものをしっかり守っている芸能人に、非常に近いあり方だと思います。

いったん、自分のアイデンティティを芸能人モデルに切り替えるという踏ん切りがつくと、プライベートはプライベートで平穏な生活を送りながら、ネットではある種のおおやけ性を持ったキャラとして振舞うことができるようになります。

やることなすことおもしろいというキャラで勝負できるようになると、ブログを延々と書き継いで行くことができると思います。単に”素”を書くだけでよいのですから。もっともそれはそれで、インプットとは異質な、何らかの精進が必要になるのでしょうけれども。

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