ハンドメードスケーラビリティ
最近、Linux Virtual Serverという負荷分散のやり方があるということを知りました。
ウェブを使って何らかのサービスを提供してくことを考える際に、システムアーキテクチャのことを考えないわけにはいきません。OSはLinuxで、RDBMSはMySQLで、言語はPHP主体で…。ハードウェアは値段がこなれたパーツで自作に近い形で組んで、壊れたらすぐに取り替えるという方式。いっぱしに同時アクセス数万件なんてことも考えると、どうしても負荷分散がやりやすいアーキテクチャを最初から仕込んでおく必要がある。
その流れでLinux Virtual Serverというものがあるのだということを知ったのですが、これがまたいいわけです。まだ中身を理解していませんが、非常に優れたアプローチであるということはよくわかります。LinuxサーバーがLayer 4のロードバランサになるわけですから。LVSを使うことで、LVSの背後にあるリアルなサーバーを好きなように増やせるし、壊れたらそれだけ取り替えられるし。LVSの説明を読むと数十万同時アクセスにも耐えられるのだそうです。魅力的ではありませんか!(ちなみにLinuxはLinux From Scratchでぜい肉をそぎ落として。セキュリティはSELinuxでがちがちに。)
その延長で、はてなの伊藤直也氏がブログで触れていたライブドアのテクノロジーセミナーの講演資料PPTを見ると、妙に感激します。
いわく、
新しいことの正しさは本人にしか分からない
いわく、
正しいことはあなたにしか分からない。
それが正しいかどうかは自分の手で証明する
Show us the CODE
自分の頭で考える。自分を信じる。
スケーラビリティは自作的なアプローチでも何とかなる。大切なのは、イノベーションをコードとして記述することなのだ。最近はそういう方向性になってきております。