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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

Linden Labの野望

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Aptosで開かれていたクライアントの年次ミーティングが終わり、昨日はSan Francisco泊でした。この種の海外出張は慌しいことこの上なく、ほとんど24時間拘束でありました。
クライアントのC社は先ごろ発表の四半期決算が絶好調であり、時価総額で見てもIBM、HPより大きな規模になっている模様です。グローバルの業績はものすごいわけです。それを反映して、コンサルティングサービス部門の今回の集まりも高揚感に包まれていました。今回初めて参加しましたが、まさに偉大な企業の偉大な活動という印象を持ちました。その末端でお手伝いできることはそれなりに光栄です。

ゲストスピーカーが来て講演するコマがあるのですが、講演者はLinden Lab.のCTOの方でした。ものすごい早口なので意味がとれないところがたくさんありましたが、それでも彼らが本気で世界制覇を狙っているのだということはよくわかりました。

例えば、ユーザーのなかで、アクティブに何かを作って公開する人の比率が、一般的な会員サービスではよくて10%程度に留まるのに対して、Second Lifeでは60%以上に上るそうです。それだけ、Consumer Generated度が高いということです。ポイントですね。

彼が世界制覇を本気で信じる理由は、このConsumer Generated度が高いことによって、Consumer Generated Merchandizing、ないしは、Consumer Generated Manufacturingのような状況が出来し、それによって膨大な金額のコマースが出現することが、かなり確実な未来として見えているからだと思います。

これを恐ろしいと言ってはいけないし、妄想が過ぎると言ってはいけないと思います。おそらく、彼が想定しているような未来がSecond Life内では実現するのではないかと思います。
こういう「世界を制覇してやろうじゃないの」というスタンス。そうした素朴なマインドを生むのが米国のすごいところだと思いました。超ポジティブ思考です。宿を出る時間なので、このへんで。

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