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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

”割”の変遷

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昼休みが終わってしまうところなので、手短に反応。

今回の「予想外割」ですが、ネーミングには相当議論があったことと思います。通例、100案ぐらいは出して、それから20ぐらいに絞り込んで本格的に検討し、最後は3~5案ぐらいから1本を選ぶという手順を踏みますよね。

「予想外割」は、おそらく、最後のどたんばまで異論があった案だったのではないかと思われます。しかし、最後は鶴の一声でこれで行こう、ということになったのではないでしょうか?23日というギリギリのタイミングで出すインパクトも考慮すると、強いネーミングですよね。公開されてから強さが明らかになるネーミング、だと思います(逆に、事前に内輪で検討している際には、非常にリスキーに思われるネーミングだったのではと推察します)。

「○○割」は、確か、auの「学割」から始まったネーミングだと記憶しています(ちがってましたっけ?)。次に「家族割」が出て、「My割」というのもあったような。

ドコモも追随して「ファミ割」。けっきょく「○○割」というのは、メリットがベタに訴求できるのでわかりやすいんですよね。auが設定した「○○割」を踏襲することとなりました。そして今回のソフトバンク。「○○割」を使うかどうかを含めて、大いに議論があったと思います。

「予想外割」が出てしまうと、もう、auにしてもドコモにしても、「○○割」ではインパクトが打出せなくなりますね。事実上。するとこの先に何がくるのか?ユーザーとして予想してみるのは楽しいことです。しかし、事業者サイドの方々は。。。競争平面を別に設定しないと、価値が訴求できにくくなってきましたね。

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