そう言えば昔「反体制」という言葉があった
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「フラット化する世界」を書いたトマス・フリードマンは1953年生まれなので、69年のウッドストックの時には高校生。反戦、フラワームーブメント、ヒッピー、ウェストコーストサウンドなど、カウンターカルチャー全般を浴びるようにして育ったとにらんでいます。
彼が使う「フラット」という言葉には、そうした60年代末~70年代前半の「反体制」のニオイが少しするように思います。
堅固なヒエラルキーが実質的に解体される。古い考え方に基づく権威がネットワークの自律的な働きによって権威でいられなくなる。既得権益が意味をなさなくなる…。
こういう視点で捉えると、「フラット化」はある種の無血革命のようなものとして捉えることができるようにも思います。
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