オルタナティブ・ブログ > インフラコモンズ今泉の多方面ブログ >

株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

人が歩けばネットワークができる

»

5月3日の夜、NHK総合でやっていた「偉大なる旅人・鄭和」を観ました。(その昔の「海のシルクロード」なども熱心に観ていたくちです)。

その中で、メッカを起点としてイスラム商人が広げていった商売のネットワークをアニメーションで描写するシーンがあって、めまいがするような想いで眺めていました。
当初はアラビア半島、地中海、アフリカ北岸、小アジアなどの都市を相互につなぐ疎なネットワークだったものが、急速に拡大のペースを上げて、西はギリシャ、スペイン、そしてヨーロッパ中部へ、東へは陸づたいにシルクロード全域を覆っていき、海づたいにはカリカット、マドラス、マラッカ、広州へと伸び、南はアフリカ北部全域をみるみるカバーする、非常に稠密なネットワークに成長していく様がものすごくリアルに表現されていました。おそらく多少の演出が入っているアニメーションだとは思いますが、「あぁこれこそ人間の経済行為が織り成す自己組織化のスケールフリー・ネットワークであることよ」と思わせました。

あのシーンだけ編集して、YouTubeにアップすると怒られるだろうか?(^^;

まったく関係ないですが、今日、ふだんは行かないC社のあるフロアで、「インターネットマガジン」の付録らしき日本のバックボーンのネットワーキングマップが部屋の真ん中のホワイトボードにでんと貼ってあるのを見ました。でかいやつ。遠目にはまんま社会ネットワークのようにも見えて、おもしろかったです。

Comment(0)