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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

人が歩けばネットワークができる

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5月3日の夜、NHK総合でやっていた「偉大なる旅人・鄭和」を観ました。(その昔の「海のシルクロード」なども熱心に観ていたくちです)。

その中で、メッカを起点としてイスラム商人が広げていった商売のネットワークをアニメーションで描写するシーンがあって、めまいがするような想いで眺めていました。
当初はアラビア半島、地中海、アフリカ北岸、小アジアなどの都市を相互につなぐ疎なネットワークだったものが、急速に拡大のペースを上げて、西はギリシャ、スペイン、そしてヨーロッパ中部へ、東へは陸づたいにシルクロード全域を覆っていき、海づたいにはカリカット、マドラス、マラッカ、広州へと伸び、南はアフリカ北部全域をみるみるカバーする、非常に稠密なネットワークに成長していく様がものすごくリアルに表現されていました。おそらく多少の演出が入っているアニメーションだとは思いますが、「あぁこれこそ人間の経済行為が織り成す自己組織化のスケールフリー・ネットワークであることよ」と思わせました。

あのシーンだけ編集して、YouTubeにアップすると怒られるだろうか?(^^;

まったく関係ないですが、今日、ふだんは行かないC社のあるフロアで、「インターネットマガジン」の付録らしき日本のバックボーンのネットワーキングマップが部屋の真ん中のホワイトボードにでんと貼ってあるのを見ました。でかいやつ。遠目にはまんま社会ネットワークのようにも見えて、おもしろかったです。

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