コモディティ化を逃れられないGoogle?
ここでブログを始めるまで、他の人たちのブログを読むことは仕事の邪魔になると思って避けてきたので、いわゆるブログ界の広がりがどの程度のものかずっとわかりませんでした。最近ようやく土地勘のようなものができてきて、スゴい人がほんと数え切れないぐらいいるということに驚愕しています。
マーケティング関係では、実践ビジネス発想法。昨日ここを知りました。超絶技巧という形容しかできない人ですね。プロフィールが謎なのがまた絶妙。
Rauru Blogもすごいですね。ネタの把捉が非常に迅速であり、分析が瞬間的になされ、それが正鵠をうがっているという、90年代には考えられなかったIndependent Mediaですね。何をやっている人たちなのか非常に気になります。
Rauru Blogの13日のエントリで、AlexaというAmazonの子会社がWebのCrawlerを外部に提供し始めており、「サーチエンジンも (IT同様に) コモディティ化する」という考えがすでに存在しているということを知りました。ちなみにそのように言い始めたのは、例のIT Doesn't MatterのNick Carrだそうです(この人はアンチな考えで人をあっと言わせて、自分の思考空間に導き入れるのがスタイルの人みたいですね)。
いずれにしても、サーチエンジンもコモディティ化する、らしい、わけですね。Googleも無差別化スパイラルから逃れられないということなのか。
HotWiredのNews Watchers' Talkで「ヤフーが検索サービスのAPIを公開――日本の「Web2.0戦線」が拡大」というお題が出たので、コメントしました。
個人的な経験に引き寄せて多少にがいコメントを書いています。(Web 2.0の主要概念の1つである「データが大事」というところに、やや引っかかりがあるので)最後は、「Googleは米国の独禁法のメカニズムで分割を余儀なくされる」というところまで論旨が飛んでいますが、仮にGoogleのサーチもコモディティ化するということであればそこまで深刻に考えなくてもよいということですね。