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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

クラウド関連の新聞記事を読む<8月編(1)>

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8月もクラウド関連の記事が目白押しです。日経(8.4)では、「クラウド普及へ投資」という記事が書かれており、NEC、日立、富士通、NTTデータ等がクラウドコンピューティング基盤としてのデータセンターを増設や新設している取り組みが紹介されています。特に富士通や日立は、約100億円を投じてデータセンターを新設するとのことです。

読売新聞(8/4)では、「クラウド普及で商機」とし、日立製作所や三菱化学の大容量の次世代ディスクの開発の取り組みが紹介されています。記憶容量は、ブルーレイディスクの25倍以上に引き上げるとしています。

日経産業(8/5)では、「クラウド、ITを一変」という記事が書かれており、外資、日系の取り組みがうまくまとめられています。クラウド普及に伴い新たな競争が生まれるとしています。

日経では、「企業とIT クラウドが変える」という特集が3回に分けて組まれています。日経(8/5)ではユニ・チャームのGoogle Apps、ローソンのセールスフォースの導入事例が紹介されています。日経(8/6)では、日系のデータセンターの取り組みが紹介され、日本勢の劣勢の挽回が手探りの状況であると書かれています。岩見沢市の省電力測定等の実証実験の取り組みも紹介されています。日経(8/7)では、保守市場サービスに痛手とし、新市場開拓で外資系と激しい攻防が繰り広げられている内容等が書かれています。また、日系企業が魅力的なサービスを提供していかなければ、海外の向こうに流れてしまう危険性を指摘しています。

日系(8/8,8/9)の「世界IT 次の覇権争い」という記事で、グーグル、マイクロソフト、アップル等を中心に、マイクロソフトの苦悩や主戦場が個人に移っている等、クラウドや標準化も含めた競争環境について書かれています。

8月になってからは、特に外資と日系のクラウドを中心とした競争環境について書かれているケースが目立っています。

また、折りを見て、クラウド関連の新聞記事の内容のポイントを紹介していきたいと考えています。

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