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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

日本の政治家と社長と霞ヶ関官僚は絶対に見るべき。NVIDIA GTC Washington 2025の冒頭動画のメッセージ

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深夜作業をしながら、夜食の時間にたまたま見ていた以下の動画。

いやー、やっぱりアメリカはすげえや。と思わせる内容でした。現代社会を形作っているすべてのイノベーションがアメリカ発であることを、初めて理解させられました。

そして現在、マシンラーニングからAIへ。AIが電気のようにすべての国で、すべての企業で、すべての個人においても使われる世の中が到来しています。そういう歴史の流れの中でAIを見ることができる。そういう感動的な動画冒頭になっていました。NVIDIAの世界開発者会議GTC 2025が今年の10月末にワシントンD.C.で開催された際のジェンセン・フアンによる基調講演です。

英文のトランスクリプトを日本語化したものを下に置きました。

動画がアメリカのテクノロジー・イノベーションの歴史になっていて、見る価値はあります。

日本はこのアメリカのイノベーションの歴史の中で、どこに立つことができるのか?考えさせられます。

NVIDIA GTC Washington, D.C. Keynote with CEO Jensen Huang

【オープニング映像:ナレーション】

アメリカ、それはイノベーションの地。発明が運命を形作り、テクノロジーが夢を飛躍させてきました。ベル研究所でトランジスタが生まれ、半導体の時代が到来し、シリコンバレーが誕生しました。ヘディ・ラマーは通信を再考案し、ワイヤレス接続への道を切り開きました。IBMのSystem/360は産業の中心に汎用コンピュータを据え、Intelのマイクロプロセッサはデジタル時代を前進させ、クレイのスーパーコンピュータは科学のフロンティアを拡大しました。「私たちはこのテクノロジーで何かが始まろうとしていると考えており、できる限り速く進んでいくつもりです」。Appleはコンピューティングをパーソナルなものにしました(「Hello」)。「I imagine us」。Microsoftはウェブが登場するずっと前に、ソフトウェアという新しい世界への窓を開きました(「You've got mail」)。米国政府の研究者は最初のコンピュータをつなぐARPANETを構築し、インターネットの基礎を築きました。iPod、電話(「Are you getting it?」)。そしてAppleは再び、1,000曲をポケットに入れ、インターネットをあなたの手に収めました。あらゆる時代が飛躍でした。「私たちはこの10年で月へ行くことを選びます...」

「...それが容易だからではなく、困難だからこそ、他のことと共にそれを行うのです」。あらゆる飛躍、アメリカの飛躍、人類のための飛躍。今、革命的な新しいコンピューティングモデルによって立ち上げられた次の時代が到来しました。「これはおそらく、私たちがコンピュータ業界に行った最も重要な貢献となるでしょう。それは革命として認識されるはずです」。機械学習は人工知能(AI)の一分野であり、コンピュータがまるで考えているかのように見えます。「計算リソースの量が、最終的にこの分野を加速させるでしょう」。人工知能、それは新しい産業革命です。その中心にあるのが、ここアメリカで発明されたNVIDIA GPUです。電気やインターネットと同様に、AIは不可欠なインフラです。すべての企業がそれを利用し、すべての国がそれを構築するでしょう。この競争に勝つことは、宇宙時代の幕開け以来、見たこともないような私たちの能力の試金石となるでしょう。そして今日、AIファクトリーが立ち上がり、アメリカで作られ、大学、スタートアップ、産業界の科学者、エンジニア、夢想家たちのために提供されています。「私たちは文明として新たな高みを目指したいと思います...」
「...宇宙の性質を発見することなどです」。そして今、アメリカのイノベーターたちは豊かさへの道を切り開き、命を救い、ビジョンを現実にし、手を差し伸べ、未来を届けています。まもなく、これらすべてを無尽蔵のクリーンエネルギーで動かすことになるでしょう。私たちは人類の到達点を星々へと広げます。これがアメリカの次なるアポロ・モーメントです。私たちは共に、誰も行ったことのない場所へ大胆に進む、次の偉大なる飛躍を遂げます。そして、ここからすべてが始まります。ステージへようこそ、NVIDIA創業者兼CEO、ジェンスン・フアン。

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