オルタナティブ・ブログ > インフラコモンズ今泉の多方面ブログ >

株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

昨ミッド:「1973年の…」製本テープ

»

うろ覚えになっていますが、村上春樹の確か「1973年のピンボール」に、人は何からでも学ぶことができる、じゃがいもの皮むきからでも学ぶことは可能だ、みたいなことが書いてありました。
こういうのは若い時にはふーんと思っているだけで、あまりピンとこない。
けれども、そこそこトシをくって、相応のところになってくると、あぁほんとだと思えるようになってきます。

最近の自分で経験した例で言うと、ある契約書を交わす際に、プリントアウトした数枚の紙を製本しなければならない。そうした時に使う製本用のテープは、大き目の文具屋さんに行くと売っています。それを見つけて買ってきて、数枚のプリントアウトした契約の書面を、ホチキスでいったん綴じて、その製本用テープを貼る。
その時に、あまり慣れていないものだから、テープの裏紙をどこからどうはがしていいかわからない。色々やっているうちに、端から少しだけはがれて、それで貼れるようになる。
「みんなこんなめんどくさいことやっているのかなぁ」などと思いながら、裏紙をはがして貼るわけです。
けれども、裏紙をはがす行為と貼る行為とが、うまく連携できなくて、貼ったものがえらく斜めになったりします。
これはまずいわと思って、再び新しい紙をプリントアウトしてやり始める。その時に、その製本用のテープは、実は裏紙が2つに分割されていて、綴じた紙の背にあたる部分からぱっくり割れる構造だということがわかる。
まず片側をはがして片面を貼り、それができたら、別な片側をはがして片面を貼る。そういうことができる構造なのだということがわかってきます。

その行き届いた設計が「おぉすげー」と思われるわけです。その行き届き具合に妙に感激したりします。そこからある種の哲学を読み取って、これを自分の商売に生かすとどんなだろうか、などといったことを思ってみたりする。これは「1973年の…」で言っていたのに近い学び方です。

だんだん長くなるパターンなので、適当なところで収めなければいけませんが。

ミッドタウン裏手の真露ガーデンに初めて行くことができました。一見敷居が高い店だからなぁ。ランチどきはけっこう普通のメニューを出していることがわかりました。

注文したのはキムチゲ。

見た目がきれいなのと味とが一致している感じでした。

2008jan01

















Comment(0)