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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

オーラルケアのイノベーション

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1日30分、しっかり歯を磨くことができる人は、さほど多くはないと思うのですが、歯医者に行くと「磨き方はこうです」「こうなると磨き残しが出ます」てなことを指導されます。指導どおりにやると、1日30分ぐらい、カッシカッシとやっていなければなりません。

電動歯ブラシは、どう考えても歯医者のブラッシング指導の要求を満たせるものではないし、かといって、リステリンだけで済まそうなんていうのはもってのほか。やはり伝統的な歯ブラシを使って、1本々々丁寧に磨いていくしかないのです。

でもほんとにそうなのか?伝統的な歯ブラシによらない、かと言って安直な電動歯ブラシとも異なる、まったく新しいオーラルケアのあり方というのが可能なんではないか?

例えば、不定形なグミのようなものに無数のミニ歯間ブラシのようなものが付いていて、ぐにゅぐにゅ噛んでいると3分ですべて終了するといったタイプ。あるいは、自分の口腔をかたどりして、何かの細工を施して、あんぐり噛むと、すべてが終了するといったタイプ。色んなメカニズムが考えられると思います。

また、そもそも、敵は、毎日うっすらと付着していく歯垢であって、これを化学的に何とかするというアプローチがあってもいいでしょう。口腔内で微粒子をぐるぐる動かして歯石をクリーンにするという手もありますね。水圧で飛ばすのも手かも。

歯磨きのクセが基で歯医者に通院しなければならない人の数、治療費、通院で消費する時間などを勘案すると、この種のツールが実現した暁にもたされる経済的便益はかなり莫大なものになるはずです。

InnoCentive系の世界規模のオープンな知の仕組みを使って製品開発をやると、案外あっさりと実現するんではないか?

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