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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

価値を形作るひと

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昨晩の投稿は取り下げました。あまりに私的に過ぎるし、結局のところ独善です。土日めいっぱい仕事をして、へとへとになりつつ、終わらせるべきものを終わらせて、ほっと気を抜いてビールなんか飲んだりして。挙句のテキストライティング。あんまりよい趣味とは言えません。

価値ということについて、最近よく考えます。新しい事業が形作る価値。人さまが価値だと思うものの価値の拠って来たるところ。無から価値が生じる時の原理。企業の理念が価値の生成に果す役割などなど。

価値ということを考える際に、見逃すことができないのが、価値を作る職業であり、存在であるところのアーティストと言われる人たちのことです。
定義は様々あり、投げかけるイメージも人によって千差万別だと思うのですが、私自身の現在の考えでは、アーティストとは、少し近未来の価値観を表現として提示することによって、社会によい波動を与える存在である、しかもそれによって「食っている」…。
ややげびた表現ですが、「食っている」と言うこともアーティストの定義からはずせません。「食っている」ということは、すべてをそこに投げ打っているということであり、世間で考えられる”ライフのリスク”をすべて、表現行為をする存在としての自分で負っているということですね。古い言葉で言うなら投企しているわけです。従って「食っていない」人はアーティストではないのではないかと思います。それはそれとして。

現在、着目している若手のアーティストがひとりいます。視覚系の表現をなさる方です。無名に近いところでやっていらっしゃいますが、まだ見つけられていないだけなのだと思っています。

彼女が形作っている価値は、価値本来の形をしており、言葉の形容をはねのけ、屹立して、実に颯爽としています。新時代の価値とはこんなもんだろうと思わせます。

テキストもかなりのものなので、目をまるくしています。

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