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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

未来の企業が少し見えた

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棚橋氏の考えをベースに、すごく簡略に未来の企業の姿を想起すると、次のようになると思います。

・社内は”同士”的に結束している。そのなかでも主だった人は、いわゆるEmployee Generated Mediaを使って、外部とインタラクションを行う。
・EGMを通じて、社外で”同士”が集まる(”同士”に相当するコミュニティが自己組織化する)。彼らはCGMを使って彼らに同調する消費者に影響を与える。
・社内の”同士”と社外の”同士”とはウマが合う。従って、Consumer Focused Innovation(または民主化するイノベーション)をうまく機能させることもできる。
・双方納得してイノベーションを連続的に敢行。市場がうまく受容してくれれば企業価値がいや増す。

以前に掲出した円環がこれでうまく回るのかも知れませんね。

ここで経営者の役割とは何か?”同士”の親玉であることでしょう。”塾長”といった雰囲気ですね。外部から見て、いま現在そんな風にやれていそうなのは、任天堂、USEN、ユニクロ(ただし間違っているかも知れません、ゆめゆめ推奨銘柄だなどと勘違いしないでください)。ほかにどこかあったら教えてください。

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