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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

自分専用サーチエンジンは可能なんではないか?

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その後、自分専用サーチエンジンについて素人ながらに考えていて、これだとやれるんではないかと思いついた形態があります。
ネットの「向こう側」に巨大な情報発電所を持つのはやめにして、ネットの「こちら側」の自宅の机の上か下にある、外出時はほとんど使っていないデスクトップPCで、24時間、自分専用のサーチエンジンを動かしてしまえばいいのでは?というものです。グリッドコンピューティングのような大それたものではなくて、単に自分専用のサーチエンジンを自分のPCで動かすという、ただそれだけ。

オープンソースのサーチエンジンを少し調べてみると、関連の方々にかなり支持されているものにNutchがあるということがわかりました。まだ日本語対応にはなっていないようですが。

Nutchについては、梅田望夫氏が言及していて、この記事を読むと、多少なりともGoogleを意識したパフォーマンスを実現するにはどの程度のコストが必要なのかということもあらかたわかります。

なかで1,000ドルのマシンとか3,000ドルのマシンを4台とか10台とか、といった数字が出ていますが、これはあくまでも不特定多数のユーザーが常時検索をかけてくる環境を想定したもの。自分専用で、ボット放出領域も限定されるものであれば、現在の中級程度の現役マシン(Celeron D 2.4GHz、300GB HD程度)にRAMを2GBぐらいまでおごってやれば、何とかなるのではないでしょうか?(甘いか?)

ま、放っておいても、演算能力やメモリはどんどん安くなるので、本リリースを1~1.5年後に見込んで今から日本語版を開発すれば、リリース時にはごく普通のPCでも十分な動作環境が得られるようになっているかも知れません。

ポイントの収益構造については、少し想像を膨らませると「あ!」というのが思いつくと思います。

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