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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

技術系企業の消長を見通すことは、それほどまでに難しい。

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何気なくテクノラティで自分の名前を検索してみたら、以下のような記述にぶつかりました。

-Quote-
『けれども、技術そのものが陳腐化しないまでも、その製品のユーザーベースが質的に変化を起こすことによって業績が大きく下ぶれする、ないしは企業の存在そのものが危うくなることがある。ネットスケープの例で言えば、ブラウザを自らのOSに取り込んでしまうビジネスモデルを採用したマイクロソフトの攻勢によって、ネットスケープユーザーの位置付けが大きく変わってしまった。
 インターネットを個人が使えるようになったのは九五年。それ以来のインターネットユーザーは、何の疑問も持たずにネットスケープ・ナビゲータ(NN)を使っていた。九六年から出回り始めたマイクロソフトのインターネット・エクスプローラー(IE)はまったくお粗末な代物で、とても使う気にはなれなかった。
 しかしながら、ビル・ゲイツがインターネットへの注力を決断し、IEに矢継ぎ早の改良を加えると同時に、それをバンドルさせたウィンドウズOSのユーザーベースを着実に拡大していった結果、何の疑問もなくNNを使い続けていたユーザーは知らぬ間に不利な立場に追い込まれてしまった。少数派になったのである。
 ネットスケープ・コミュニケーションズ社は確かに高い技術を持っていた。けれども、その技術力だけではいかんともしがたい環境変化が起こり、同社は九八年末、アメリカンオンラインに吸収されることとなった。
 NNを使っていたユーザーが、同社にそういった変化の起こる可能性を「エバリュエーション」できたかと言えば、まず無理だっただろう。なにせ満足して使っていたわけだから。技術系企業の消長を見通すことは、それほどまでに難しい。
-Unquote

なかなかかっこいいですね。2000年頃にはこうした気張った文章を書いていたわけだす

問題は、このときの認識から、自分がどのへんまで変化しているかということです。より多くモノが見えるようになったか?多少なりとも、貢献度が上がっているか?指摘するだけの人から抜け出すことができたか?

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