【2017年の棚卸し】教育ICT研究室でもっとも人気だった記事は? アクセスランキングTOP25
今後の抱負
新年が明けました。成人式も終りました。いよいよ仕事モードを全快に! ということで、オルタナティブ・ブログに掲載しているプロフィールを更新しました。ウェブには載せていなかったのですが、昨年から都内の大学の「ラーニングサポートセンター」で「卒業論文のためのWord」などを教えています。
学生時代は日本史・日本文学を専攻していたことを思うたびに、「ずいぶん遠くまで来たなあ(←日本文化とICTはあんまり関係ないような? )」などの万感の思いがあります。
約20年前は海外の大学で日本語や日本文化を教えるのが目標でした。昨年から日本語教師養成講座(420時間)に通っています。一緒に学ぶ仲間とふれあう楽しさと授業の準備の大変さと教える喜びと。悲喜こもごもの毎日です。
国家資格キャリアコンサルタントとCDA(いわゆるキャリアカウンセラー)の資格およびスキルも保持しなければいけないので大変です・・・・・・。なんとか月2回の更新を維持できればと思っています。
それでは前置きが長くなりましたが、「2017年のアクセスランキングTOP25」を発表したいと思います。
人気記事ランキング TOP25 (25位~11位)
25位 授業に役立つタブレット活用術 ‐望月陽一郎先生のインタビュー まとめ編 (教育)2015/03/25
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2015/03/tablet_motiduki.html
※初ランクイン
24位 スティーブ・ジョブズ氏のようなイノベーターが日本でも育つためにはどんな環境が必要なのか (教育) 2011/11/01
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2011/11/post-a0ab.html
※初ランクイン
23位 【祝・オルタナティブ・ブログ10周年】"10"にまつわるタロットカードと、"サクセスフル・エイジング"について (その他) 2015/07/09
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2015/07/10.html
※昨年24位(↑)
22位 星新一さんのSF小説が暗に言いたかったことはなんだろう? (漫画&物語研究)2012/07/05
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2012/07/sf-338a.html
※昨年は23位(↑)
21位 "察する力"を身につけるには? 『ITエンジニアとして生き残るための「対人力」の高め方』から学べ (ビジネス) 2016/03/29
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2016/03/the-force-Judging.html
※初ランクイン
20位 Kindle PaperwhiteとiPhoneアプリ「Kindle」の読み心地 iPhoneアプリ・編 (アプリケーション) 2012/11/29
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2012/11/kindle-whitepap-5f48.html
※昨年21位(↑)
19位 [再検証]漫画『ガラスの仮面』にまさかのスマートフォン! 紅天女のふるさと・梅の谷の場所について- (漫画&物語研究) 2011/11/16
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2011/11/---8e15.html
※初ランクイン
18位 AmazonのKindle HD FireとKindle Paperwhiteの充電器を比較 (ハードウェア) 2013/01/26
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2013/01/post-267d.html
※昨年20位(↑)
17位 プラス思考とポジティブシンキングの違い (日本語ワンダーランド) 2012/04/25
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2012/04/post-7878.html
※初ランクイン
16位 漫画『ガラスの仮面』の速水真澄と、「紫のバラのひと」という仮面 (漫画&物語研究) 2011/08/15
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2011/08/---d4d2.html
※昨年14位(↓)
15位 授業を工夫するためにICTを活用する -望月陽一郎 先生-授業で工夫しているICT活用ポイントとは?- (教育) 2013/07/23
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2013/07/ict--ict-7e89.html
※昨年と同じく15位(→)
14位 iPhoneアプリ「Voice of DAISY」の使い方 -付録:無料でダウンロードできるDAISY図書 付き- (アクセシビリティ&ユニバーサルデザイン) 2014/06/06
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2014/06/iphonevoice-of--dd5b.html
※昨年23位(↑)
13位 デジタル教材「ランダムフラッシュカード」-中学校教諭・望月陽一郎先生のお話より- (教育) 2015/08/17
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2015/08/Random-flash-card.html
※昨年は25位(↑)
12位 漫画『ガラスの仮面』にまさかのスマートフォン!-速水真澄のスマートフォンの機種は何か?- (画像追加あり) (漫画&物語研究) 2011/08/08
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2011/08/post-4b4c.html
※昨年5位(↓)
11位 【改訂版】朝ドラ"あまちゃん"の天野アキと水口琢磨の物語は、最終回までにどうなったのか? (テレビ) 2013/09/30
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2013/09/post-fc14.html
※昨年12位(↑)
人気記事ランキング TOP25 (10位~1位)
10位 小学生教育とビジュアルプログラミング言語「VISCUIT(ビスケット)」の可能性 入門編 (教育) 2012/08/09
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2012/08/viscuit----3112.html
※昨年16位(↑)
9位 アルゴリズム体験ゲーム「アルゴロジック」で子どものロジカルシンキングを育てる (教育) 2012/05/02
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2012/05/post-8e6e.html
※昨年と同じく9位(→)
8位 Adobe Readerの読み上げ機能で読書のユニバーサルデザイン(UD)を実現する取り組み (アクセシビリティ&ユニバーサルデザイン) 2011/04/05
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2011/04/2adobe-reader---1839.html
※昨年と同じく8位(→)
7位 「主体的・対話的で深い学び」を促すための「板書・教材提示のバランス」(教育) 2017/03/28
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2017/03/presenting.html
※初ランクイン
6位 マッカーサー元帥を感服させた日本人 一万田尚登(元日本銀行総裁)(社会) 2016/04/02
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2016/04/ichimada.html
※初ランクイン
5位 漫画『ガラスの仮面』に登場する"紫のバラ" 検証編 (漫画&物語研究) 2012/12/23
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2012/12/post-7167.html
※昨年4位(↓)
4位 リフレクションシートから見る「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」の視点 (教育) 2017/01/16
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2017/01/reflection-sheet.html
※初ランクイン
3位 「木根尚登はエレキギター弾けなかった...B'z松本が影武者だったと告白」に、少しだけもの申す (音楽) 2014/05/29
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2014/05/post-9a2e.html
※昨年1位。(↓)
2位 Scratch(スクラッチ)とViscuit(ビスケット)で小さい子どもが楽しくゲーム・プログラミングできる (教育) 2012/05/31
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2012/05/viscuit-8323.html
※昨年3位。(↑)
1位 【やってみた】国家資格キャリアコンサルタント試験 試験対策と勉強方法 (キャリアデザイン-就職活動含む-) 2017/02/16
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2017/02/career-consultant.html
※初ランクイン。
補足:教育ICT研究室(当ブログトップページ)は、アナリティクスのアクセス数一覧では9位にランクインでした。
棚卸しをした結果、明らかになったこと
その1.【やってみた】国家資格キャリアコンサルタント試験 試験対策と勉強方法
今年は2月に執筆した「 【やってみた】国家資格キャリアコンサルタント試験 試験対策と勉強方法」が大好評でした。なんと2位とのアクセス数は約10倍の差! 驚きました。
キャリアカウンセラーの資格が2016年から国家資格化したため、私の受験体験記がこれから受験するみなさまにご活用いただけたようです。ブロガー冥利に尽きます。読んでくださった皆さま、ありがとうございます!
先日、第5回試験の合格発表がありましたので、後ほど合格率の情報や役立ちそうな書籍の情報を最新のものに差し替えたいと思います。みなさま、お楽しみに!
その2.マッカーサー元帥を感服させた日本人 一万田尚登
そして、ランクインが大変うれしかったのは、第6位の一万田尚登(元日本銀行総裁)さん関連の記事です。筋が通らないことはアメリカに対してもNOを言い、太平洋戦争後の日本経済の立て直しを図った人物です。
▼マッカーサー元帥を感服させた日本人 一万田尚登(元日本銀行総裁)(社会) 2016/04/02
http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2016/04/ichimada.html
東京オリンピックが近づく中、世界はますますグローバル化し、テロや貧困、災害、政治経済の問題などが他人事ではなくなってきました。これからの日本を考える上で、一万田さんの言動は私たちにも非常に参考になるのではないかと思い、記事にさせていただきました。
一部をピックアップしますね。
1.副総裁の話では、この人事は結城総裁がじきじきに決めたものだということだった。京都での接待で手違いを起こしたことを、総裁が怒ったのだ。
一度は日銀をやめようと思った。だが、東大卒業前の講義で、牧野英一先生が「転んでもただでは起きるな」ということを強調していたことを思い出した。
ここで短気を起こして日銀をやめるのはやさしい。しかし、それでは転んだままスゴスゴと立ち去ることになる、ここは生まれ変わった気持でつぎの道を切り開き、業績をあげることだ、と考え直した私は、心機一転、検査役の辞令を受けることにした。
※前掲書 50ページから引用
2.ご本人によると、昭和22年頃、マッカーサー元帥と初めて対面し、
「お気に障ることを言うかもしれませんが、私は専門の分野でよく知っている事実を事実として率直に述べ、正しいと信ずる意見を申しあげるつもりです」と断ったことを記憶している。
※前掲書 155ページから引用とのちに回想しています。
一万田総裁がマッカーサー元帥に「言いたいことは遠慮せず、どんどん言う」方針をとったのは、「結論としては実行してもらえないまでも、聞き流すくらいはできるであろう(前掲書 155ページ)」と考えたからです。
僕はそんな気持でぶつかったのだが、アメリカ人にはかえってそれがよかったのではないか。そういう態度がGHQには受け入れられたと思う。マッカーサー元帥とは、遠慮なくやり合ってむしろ親しくなった。僕の最初のアメリカ行きも、マッカーサー元帥のお声がかりだなどという人もあったくらいだ。
※前掲書 155ページから引用
3.「金持でないと国会議員になれないような日本の現状では、正しい政治が行われない。これは大変なことだから、誰でも国会議員になれるように尽力してください(前掲書 63ページ)」。
あくまでも私の主観ですが、一万田さんは「自分が泥をかぶってでも、日本国や国民のためになることをしたい」を貫いた人生だったのではないかと感じています。
大分県から上京し、日本銀行に入行した後の大きな挫折や晩年の健康問題にも向き合って、日本経済や若者への教育にも取り組まれた生き様から学べることはたくさんあるのではないかと思います。
その3.リフレクションシートから見る「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」の視点
2013年からインタビューさせていただいている望月陽一郎先生の「リフレクションシートから見る「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」の視点」が4位にランクイン。
3位になったTM NETWORKの木根尚登さん関連記事とのアクセス数の差が数十アクセス程度だった点から、教育関係の皆さまが「リフレクションシート」および「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」に強い関心をお持ちでありそうなことがうかがわれました。
ブロガーとして惜しむべく点は、望月先生の連載を再構成(新規加筆および再校正)したリブートシリーズのランクインがなかった点です。Googleアナリティクスで確認したところ、みなさま、GoogleやYahoo!Japan経由でオリジナルの記事を読んでくださっているようです。
読みやすくしたバージョンがありますので、ちょっともったいない状態になっています。もしよろしければ再構成した記事の方もよんでいただけましたら、大変うれしいです。
▼【まとめ】学校現場におけるICT活用術 ― 望月陽一郎先生のインタビュー (リブート 第1回~第10回) ― http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2017/12/summary.html
おわりに
今年は例年よりも初ランクインする記事が多い印象を受けました。特に気になった傾向として、自信作だと思っていたのに長年ランクインしなかった記事が2017年に複数TOP25入りしたことです。
Google等の検索アルゴリズムの変更により、検索経由で読んでいただけたのかもしれません(あくまでもアナリティクスを見た際の印象ですが)。うれしいサプライズでした。
望月先生のお力を借りながら、教育ICT研究室のブロガーとして情報発信を続けていきたいと思います。毎回、記事を最後まで読んでくださるみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。本年もよろしくお願いいたします。
片岡杏紗