NVIDIAはなんで時価総額世界一に返り咲いたのか？：その理由「フィジカルAI」を社内で勉強するためのパワポ用テキスト素材を共有します

» 2025/06/27

NVIDIAの株価が最高値を更新したことが各所で報じられています。時価総額が再び世界一位になったそうです。

NVIDIAは現在の生成AIトレンドの中核に位置する半導体企業であると同時に、これから波が来る「フィジカルAI」においても中核であり続けることができる...、そういう布石をずっと打ち続けてきた企業です。おそらく株式市場の参加者のほとんどは「フィジカルAI」が持つ経済的なインパクトをほとんど理解していないでしょう。CEOのジェンセン・フアンが言う「50兆ドル市場」（7,500兆円市場）を頭で知ってはいても、その広がりが現実的には思い浮かべられないと思います...。

一言で言うと、「AI + ロボティクス」です。それが「デジタルツイン」空間でシミュレーションされ、物理/フィジカル空間でも動作します。対象業種は製造業だけでなく、「設計」を必要とするありとあらゆる産業にその裾野が広がって行きます。

本ブログでは日本の製造業がNVIDIAの言う「フィジカルAI市場」に参入するにはどういうパスがあるのか？を考察して来ました。以下が主な投稿です。（新→旧順）

今すぐ建設現場で役立つヒト型ロボ x BIM：建設業におけるヒト型ロボ活用のアイディア（2025/6/24）

BMWで働き始めているヒト型ロボFigure 02：ヒト型ロボの実用化最前線（2025/6/23）

ヒト型ロボを日本企業が量産するロケットスタートはFoxconn（鴻海）に製造を任せること（2025/6/10）

日本の製造業が7500兆円のフィジカルAI市場に参入するには「ヒューマノイド/人型ロボ量産」が最も速い。その理由（2025/5/29）

NVIDIA CEOジェンセン・フアンの"7500兆円規模"「フィジカルAI市場」が日本の製造業に与えるインパクト（2025/5/11）

企業として「フィジカルAI」に取り組むには、まず社内で「フィジカルAI」そのものを勉強する必要があると思います。あるいは営業の立場の方なら、顧客に「フィジカルAI」のイロハをスライドで説明する必要があるかと思います。

そういう用途のために、「フィジカルAI」をPowerPointのスライドにできるテキスト要素を作成しました。技術的に抜け漏れがないようにChatGPTの力を借りて作成し、今泉が細部を補強しました。スライドにコピペして、適宜、イメージ画像などを追加してお使い下さい。

個々の用語でわからないものがあれば、ChatGPTに素朴に聞いて見てください。的確に説明してくれます。またさらに問いを重ねると深掘り的な知識の世界を披瀝してくれます。

末尾の画像10枚は、フィジカルAIをイメージ的に説明するMidjourney生成画像です。この投稿のために作成しました。よろしければお使い下さい。著作権は私・今泉大輔にありますので、それをパブリックドメインに条件なしでリリースします。安心してお使い下さい。

日本の製造業などがフィジカルAI市場の最先端に躍り出るには、NVIDIAの技術スタックをすでに使いこなしている欧米イスラエル企業のスタートアップを買収することが一番手っ取り早いです。買収先の選定は今泉（インフラコモンズ）にお任せ下さい。

また、フィジカルAIの開発に不可欠なCUDA開発人材も米国にCUDA専門の開発受託企業があります。詳細はこちらからお問合せください。

Foxconnの最先端製造プラットフォームはNVIDIAの技術スタック上で具現化しています。その詳細（調査報告書）については、やはりこちらからお問い合わせ下さい。

スライド作成用テキスト素材は以下

PowerPointスライド構成：「フィジカルAIとは何か？」

1. 表紙

タイトル：
「フィジカルAIが切り拓く新産業革命」
サブタイトル：
デジタル×リアルの融合が生む50兆ドル（7500兆円）市場
発表者名・日付など

2. フィジカルAIとは何か？

定義：
デジタル空間で学習したAIを物理世界のロボットや装置に実装する技術領域
対義語：
生成AI（例：ChatGPTなど）
代表分野：
自動運転、産業ロボット、ヒューマノイド、スマート工場

3. なぜ今フィジカルAIが注目されているのか？

背景：
- ロボットの学習速度と柔軟性をAIがブースト
- デジタルツインとシミュレーション技術の進化
- NVIDIAのようなGPUメーカーによる関連技術のスタック化
規模感：50兆ドル市場（NVIDIA CEO発言）

4. フィジカルAIの基本構成

【図解】
[データ収集] → [AIモデル学習] → [シミュレーション] → [実機展開]
用語：
- Sim2Real：シミュレーションからリアルへの転移
- Omniverse：仮想空間でリアルを再現するデジタルツインのためのNVIDIAプラットフォーム

5. 活用事例①：自動運転

WaymoやTeslaによる実例
センサー×AI×実時間制御
マップ・LiDAR・カメラ→ニューラルネット統合

6. 活用事例②：スマート工場と産業ロボット

NVIDIA Isaac Simと連動した製造ライン設計
Toyota Research InstituteのLarge Behavior ModelsやFoxconn（鴻海）の次世代製造プラットフォーム
作業効率最適化＋労働力不足対策

7. 活用事例③：ヒューマノイドと日常生活AI

Figure AI、1X Technologies、Agility Roboticsなどの台頭
家庭・医療・建設への応用可能性
「人の代替」から「人の協働」へ

8. 日本企業のチャンスと課題

チャンス：
- 精密部品、モーター、センサーでの技術優位
- デジタルツイン用3D部品販売
課題：
- AI人材不足、Sim2Realの経験不足
- CUDAで開発できる人材も不足
- 海外プラットフォーム依存

9. 未来展望：フィジカルAIが変える世界

「ロボットは自ら学び、動き、適応する存在へ」
物流・建設・医療・介護・農業での導入加速
地球規模での労働再配置（リモートロボット）

10. まとめ・次のアクション

フィジカルAIは"ソフトウェア定義社会"への第一歩
日本企業の武器は「部品」「現場」「品質」
今すぐやるべきこと：
- 海外先進企業の視察
- Sim2Real環境の社内導入
- NVIDIA技術スタックへのキャッチアップ

参考資料

【個人投資家向けサンプル報告書】株式投資対象としてのNVIDIA（2025/3/20、無料、ショート版）

【広告】

先端技術の海外動向に関する調査報告書をオーダーメイドで。

フィジカルAI、デジタルツイン、ロボティクス全般、ヒューマノイド（ヒト型ロボット）、物流系ロボット、自動運転（ADAS）、SDV（Software Defined Vechicle）、先端ドローン、防衛産業のハイテク動向など、従来の調査会社では受注・制作できない海外の調査テーマについて、本ブログを20年以上運営してきた株式会社インフラコモンズ代表の今泉大輔が、ChatGPT Deep ResearchないしGemini Pro Deep Researchを駆使して高速に制作いたします。台湾の台湾華語、中国本土の中国語もカバー可能です。先端半導体、先端素材の調査も可能です（前職で経験済み）。

受注から最大7営業日で納品が可能（3単位程度）。ケースによっては2営業日（1単位〜2単位）でご対応します。

1日稼働10万円を1単位とし、2単位ないし3単位で、ほぼどのようなテーマでも受託可能です。納品はPDFになります。必要に応じて文字の編集が可能なWordファイルでも可能です。PPTでの納品は5単位からとさせていただきます（手作業の時間がかかります故）。

⇨ お問い合わせはこちら