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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

AIで仕事を奪われる可能性が高い人の特徴 - AIに仕事を奪われる可能性のある女性総合職の対策ブログ(1)

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AIで仕事を奪われる、あるいはAIに仕事を奪われるということが現実味を帯びた時代になってきました。ここではChatGPTの勃興当初からAIを使いこなすノウハウの試行錯誤をしてきた今泉が、ChatGPT及びGeminiとともに、その対策を考えていくというシリーズのブログを展開してみたいと思います。

そうしてその対策として、AIに仕事を奪われる可能性のある方が、ある種のリスキリングとして「生成AIに慣れる」ための具体的なトレーニング法を提案してみたいと思います。noteの方で展開します。要は「言葉」なんです。
生成AIを使いこなす秘訣は、プロンプトとして入力される「言葉」を、自分の脳の言語中枢でどうやって繰り出していくか?そのトレーニングなんです。
プロンプトという「言葉」をChatGPTなりGeminiなりに入力して、思い描いた回答を得る。その際のインプットの言葉から、どういう仕上がりをAIがアウトプットしてくるか?そのアウトプットをコントロールするための「言葉」が大事です。その「言葉」をどう自分の頭の中で形作るか?それは反復トレーニングでなんとでもなる世界です。


まずは問題提起ということで、4本から成るシリーズを始めます。

実はこのブログ本体も、GoogleのGemini ProのDeep Researchを使って書いています。単純にこれこれこういうブログを書いて下さいとプロンプトを入力している訳ではなくて、偉大な頭脳であるGemini Proに対して、私がプロフェッショナルな編集者として向き合い、彼のライティング能力が最大限に引き出せるように、プロンプトで議論しながら、4本のシリーズのブログの構成案を練り上げ、その上で1本1本をアウトプットしてもらうというやり方で書いてもらっています。こういう「AIにブログを書かせる技術」はこちらの投稿で詳しく説明しています。

ChatGPTを自分のブログ書きの"バディ"に仕立てるための9つの方法


大規模な企業で働く総合職の女性にとって、自分の仕事がAI(人工知能)に奪われるのではないかという不安は他人事ではありません。では、実際にAI時代に仕事を失いやすいのは、どんなタイプの人や働き方なのでしょうか。本記事では、40代のキャリア女性が注意すべきポイントを、ビジネス寄りかつ論理的な視点から解説します。

単純・定型作業に依存している人は要注意

まず、AIに代替されやすい仕事の共通点として挙げられるのが「反復的でパターン化された作業」です。AIは大量のデータ処理や計算を高速かつ正確に行う能力に優れており、決められた手順で行える業務や成果物の形式が明確な業務は得意分野ですskygroup.jpskygroup.jp。例えば、経理データの入力や定型フォーマットのレポート作成といった「正確性・速度・一貫性」が求められる事務作業は、AIによって自動化されるリスクが高いと指摘されていますskygroup.jp。実際、経理事務・保険事務などの一般事務職はもちろん、銀行窓口業務やコールセンターのオペレーターなど、人間が行っていた定型業務の多くが既に機械やソフトウェアに置き換わりつつあります

総合職とはいえ、もしあなたの業務の大半が決まりきった資料作成やデータチェックに費やされているなら注意が必要です。40代ともなると仕事にも習熟し、「これまでのやり方」で効率的にこなしている業務も多いでしょう。しかし、その「慣れ」で行っているルーチンワークこそAIにとって最も容易にこなせる領域です。社内のExcel集計作業や定例報告書の作成など、人手で時間をかけていたタスクが実はAIツールで簡単に片付いてしまうケースも珍しくありません。事実、Excelへのデータ入力や定型報告書の作成が、社内導入されたRPAソフトやChatGPTなどで数分で完了してしまったという例も出てきていますlinkedin.com。こうした傾向は「自分の強みだと思っていた正確な事務処理」が、実はAIでも代替可能である現実を突きつけます。

新しいスキル習得を怠り「昨日と同じ仕事」を続ける人

AI時代にリスクが高いのは、変化に消極的で自己研鑽を怠ってきた人でもあります。急速な技術進歩に合わせてビジネスも変革している中、年齢を重ねても「昨日と同じやり方」で仕事を続けている人は注意が必要です。特にITツールやデジタル技術へのキャッチアップを避け、「若い人に任せればいい」としてきた場合、その遅れが自分の首を絞めかねません。ある調査では、ITリテラシーの低い人材は将来的に組織から切り捨てられる可能性があるとも指摘されていますsouken.shikigaku.jp。AIやデジタルツールを活用できないままでいると、「この人でなくてもAIで十分ではないか」と評価されかねないのです。

具体的には、社内システムの操作やデータ分析ツールの活用に苦手意識がある人、紙ベースや属人的な方法に固執してきた人は要注意です。総合職の40代女性は豊富な業務知識を持つ一方で、「自分は専門職ではないからITは詳しくない」と思い込んでしまうケースも見受けられます。しかし、そうした姿勢がデジタル化に乗り遅れるリスク要因です。AIやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の社内導入が進んだ際、真っ先に代替対象となるのは最新ツールを扱えず生産性で見劣りする人材かもしれません。時には**「若手に任せるより、この人に新システムを任せる方が非効率だ」**と判断されてしまう可能性もあるでしょう。

逆に言えば、AI時代に生き残るには「学び続ける姿勢」が不可欠です。新しいソフトの使い方をキャッチアップしたり、データ分析やプログラミングの基礎をオンラインで学び直したりするなど、自己研鑽を続ける人は価値を認められ続けます。自分の強みである業務知識にテクノロジーを掛け合わせる努力を怠らないことが大切です。

「言われたことを正確にこなす」だけの人は危険

日本の大企業では、与えられた職務をミスなくきっちり遂行することが評価されてきました。しかしAI時代には、マニュアル通り正確に業務をこなすタイプの人ほど仕事を奪われるリスクが高いとも言われます。その理由は、AIがもっとも得意とするのがまさに「正確さ」「一貫性」「ルール遵守」が求められるタスクだからですskygroup.jp与えられた指示を丁寧にこなすだけでは、人間よりAIの方が優秀になり得るのです。

ダイヤモンドオンラインのインタビュー記事で、ある識者は「人間関係は苦手だけど仕事はきっちりやってきました」というタイプの人から仕事を失っていく時代だと指摘していますdiamond.jp。AIには真似できない創造性や対人コミュニケーションで付加価値を出すことなく、「言われたタスクを正確に処理すること」だけを強みにしてきた人は、真っ先にリストラ候補になる恐れがあるというのです。実際、AI導入による業務効率化が進む企業では、「真面目だが指示待ち型」の社員よりも、多少ミスがあっても柔軟に動ける社員やチームに好影響を与える社員のほうが重宝される傾向があります。言い換えれば、単なる与えられた作業の遂行者はAIに置き換えられ、人間には人間らしい強みを発揮できる人だけが残るのです。

人との繋がりや信頼関係を築いてこなかった人

AIにはできない人間ならではの価値の一つが、「人との信頼関係を基盤とした仕事」です。40代女性の総合職であれば、社内外に築いた人脈や信頼は大きな財産でしょう。しかし、もし「仕事はできるが社内外との繋がりが薄い」という場合、自分では気づかないリスクがあります。

AI時代には結局のところ「好かれているかどうか」が生き残りを左右する最重要要素になる、と指摘する声もありますdiamond.jp極論すれば、多少AIに代替できる業務領域があったとしても、「この人と一緒に働きたい」「この人に任せたい」と思われる人材は組織に残ります。その一方で、淡々と業務をこなすだけで周囲との連携や信頼構築をおろそかにしてきた人は、組織内で居場所を失いやすいのです。上司や同僚との強固な信頼関係がない場合、合理化の波が来たときに「AIでも代替できるし、この人じゃなくても...」と思われてしまう危険があります。

特にフリーランスや一匹狼的に働いてきた人にとって、AI時代は厳しい面があります。実際、翻訳やイラスト制作、写真撮影などの分野ではフリーランスがAIに仕事を奪われ始めていますdiamond.jp。これからは社内外を問わず「人と繋がる力」や「協調して価値を生み出す力」を持たない人は、どんなに個人のスキルが高くても厳しくなるでしょう。大企業で働く総合職の女性であっても例外ではありません。社内政治や部門間調整も含め、人間関係を構築しながら影響力を発揮できる人こそが、AIでは代替できない存在として組織に必要とされ続けます。

生き残るために:付加価値の再定義

以上のような特徴に心当たりがあったとしても、悲観する必要はありません。大切なのは、自分の付加価値を改めて定義し直すことです。AIに任せられる仕事とそうでない仕事を見極め、自身の強みを磨き上げましょう。例えば、単純作業を効率化するAIツールを積極的に取り入れつつ、その上でAIには出せない創意工夫や人的ネットワークを駆使した問題解決に注力するのです。

AI時代に価値を発揮する人材とは、「AIを使いこなし、自分の能力を拡張できる人」でもあります。ただ仕事を奪われるのを待つのではなく、AIを自分の補助輪として活用しながら、自分にしかできない役割を探すことが重要です。「AIは敵ではなくツール」と捉え、例えば業務の自動化で生まれた時間を戦略立案や人材育成に充てるといった具合に、自ら仕事の幅をシフトさせていきましょう。

要するに、40代女性の総合職がキャリアを守るには、AIに奪われやすい領域から積極的に脱却し、人間にしかできない価値を高めることが不可欠です。これまで培った経験や知識にテクノロジーや人間力を掛け合わせ、新たな価値を生み出せる人であれば、AI時代でも必要とされ続けるでしょう。自分の働き方を振り返り、少しでもリスク要因に当てはまると感じたら、今からでも変化への一歩を踏み出してみてください。それが、これからの時代を生き残るためのキャリア戦略となります。


ということで、早速noteでトレーニング用の投稿を1本上げました。

ChatGPTをビジネスパーソンとして使いこなす(1) - 今日の経済ニュースをピックアップする

これはどなたも面白くお読みいただけると思います。


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