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【2008年】クラウドコンピューティングを振り返る(2)

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クラウドコンピューティングというキーワードが話題になりつつある9月に、リーマン・ブラザーズが破綻し、世界に大きな衝撃をもたらしました。9月23日に、「お金を金融機関に預けること、情報を事業者に預けること」というテーマでお金と情報を第三者に預けるかについて整理をしましたが、情報をあずけることも第三者に預けることが一般化していくのではないかということを書かせていただきました。

9月には、「メモ:儲かる会社の「グーグル化」大革命」と「メモ:グーグル10年目の大変身」を書かせていただきましたが、東洋経済とダイヤモンド社から同時にグーグルをテーマにした特集記事が出ました。グーグルと企業の関係にフォーカスされていたので、非常に興味深い記事となりました。 

9月後半から「クラウドコンピューティングへの取り組み(1) グーグル」あるように、「セールスフォース・ドットコム」、「IBM」、「サン・マイクロシステムズ」、「マイクロソフト」等の各企業のクラウドコンピューティングの取り組みを整理させていただきました。

クラウドコンピューティングは、大きな変化にもなり、10月15日に、「メモ:クラウドコンピューティングはIT市場を崩壊させるのか!?」を書かせていただきました。IT業界は大きな変化を迫られるのかもしれません。 

そして、一番インパクトが大きかったのは、10月15日が、クラウドを特集として放送したことです。「NHKクローズアップ現代「新情報革命“クラウド”の衝撃」を見て」でも内容を紹介させていただきましたが、多くの方からのアクセスがありました。

10月17日は、「「クラウド化する世界」を読んで」を書かせていただきましたが、10月10日にクラウドコンピューティングをテーマにした本が発刊されました。今のクラウドのトレンドを発電所を重ねながら表現されているところに、非常に興味深く読んだことを記憶しています。 

10月18日に、「クラウド化する情報社会を支えていくのはNGN!?」を書かせていただきました。情報通信学会の大会でパネリストとして参加させていただいたのですが、その際にクラウドとNGNの関係を説明させていただきました。NGNはオープンではないのに、何故クラウドと関係させるのかという反応もありましたが、長い目で見れば、NGNの役割は大きくなっていくのではないかと感じています。

10月の時期は本格的に不景気を実感する月となりました。10月23日に、「不景気になるとクラウドサービスの普及が加速するという話」でも書かせていただきましたが、企業は情報システムを保有することから使用することへと変化し、不況時期にクラウドコンピューティングの普及が加速するのではないかという内容のものです。10月25日には、「メモ:「クラウド」を無視し続けることこそが経営の最大のリスクとなる」と書かせていただいたように、ITガバナンスを考えていく上で、無視できない存在になってきているようです。 

2回目も途中で終わってしまったので、3回目もクラウドコンピューティングに触れていきたいと思います。

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