本日朝の話にもかかわらず、細かい箇所はうろ覚えなのですが……

直行のアポイントのため、いつもより早い時間に起き何気なくテレビをつけると、
「就職活動が本格始動」という内容のニュースが流れていました。

そのニュースの中で、就職活動中の学生が「会社を選ぶポイント」の第5位に、「福利厚生の充実」がランクされていました。アナウンサーが言うには、そのランキングを取り始めて以来、はじめて「福利厚生の充実」がTOP5にランクインしたとのこと。

就職氷河期以降の学生の志向は、2000年前後の実力/ベンチャーから安定/大手に変わったという話はよく聞きます。「福利厚生の充実」のランクインもその志向の変化の範疇なのでしょうか?

そのニュースを見て、他に重視することは無いのかな? と思う反面、もし私が学生だったら、福利厚生は重視するな、とも思いました。

私が新卒で入社した会社は比較的福利厚生が充実しており、毎年電話帳と勘違いしそうなほど分厚い「福利厚生BOOK」が配布されていました。私は、こんなのいったい誰が使用しているの? と不思議に思いつつ、引き出しの中に放置というパターンでした。

その後「カフェテリアプラン」なるものが普及しはじめ、私がいた会社はその導入企業の先駆けの1社となりました。しかし、私個人は変わらず福利厚生に無関心でした。

そんな私ですが、転職してその意識は変わりました。

前職は寮生活だったので住宅費は微少だったのですが、転職後は住居費が生活に直撃しました。さすがに生活苦になることはありませんでしたが、その影響の大きさを痛感しました。

思い出すと、私の周りに福利厚生を意識して就職活動をしている同期はほとんどいませんでした。何よりも就職することが最優先、という就職氷河期世代でした。

そういう意味で、「福利厚生の充実」を上位に入れる現在就職活動中の学生は、とても恵まれていると思いますし、就職氷河期世代よりも、就職以降の事をしっかり考えているのかもしれません。 朝のニュースを見てそう感じました。

2008年1月18日 13:45 「うる覚え」を「うろ覚え」に修正

平岡 健

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コメント
うろ覚え 2008/01/18 00:30

どうやったら「うる覚え」なんて言葉を身につけるのか不思議だ

うろ:虚、洞、空 2008/01/18 09:17

これまで「うる」+「覚え」でなんで不完全でおおまかにしか覚えていない意味になるんだろうとか一度も思ったこと無いんですね。

阿部 徹 2008/01/18 09:56

はじめまして

私自身も福利厚生が役に立っています。
昨年夏に、過労により『うつ病』になりました。
3ヶ月間の自宅静養と2ヶ月間の復職プログラムにより
近く復職致します。

家族および各種ローンを抱えた状態で
病気になり、仕事も無くなるのは
経済的にも心身的にも負担です。

それを回避し
再度社会のために働ける流れがあるのが
良いと思います。

情報が氾濫する中で
正確な情報を入手し
人生を見つめる若者の素晴らしさを
垣間見ます。

以上

平岡 健 2008/01/18 13:54

うろ覚え様  うろ:虚、洞、空様

コメントありがとうございます。
修正させていただいました。
ご指摘本当にありがとうございます。

阿部 徹様

コメントありがとうございます。
福利厚生の大切さが実感できるエピソードですね。


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