こんにちぱー。生きざま番長、鈴木麻紀です。
ちょっと古いネタですが、9月8日の日経新聞に こんな記事がありました。

新入社員「転職」で自衛

なんでもね。
今年の4月に入社した新卒社員が、いま続々と人材紹介会社に登録しているのだとか。
もちろん その目的は「転職」です。
さすが「デイトレーダー型」と名づけられた世代、銘柄の乗り換えに積極的ね。
と思いつつ記事を読み進むと、彼らを人材紹介会社に走らせる要因には
終身雇用が崩れた今、何のために働き続けて欲しいのかはっきりしない企業側にも
問題があるのでは、ということでした。
また この事象の裏には、某企業の大量新卒解雇が関連しているらしいという噂もチラホラ。

うーん。
確かに、●●や××な場所というのも世の中にはあるもので、
一概に我慢しなさい、3年はがんばりなさいとは言えないけれど、
どんなにいい会社であっても、会社というものは馴染むまでに最低半年ぐらいは
かかるのではないかと、番長は思います。

ワタシ自身、新卒でも若者でもないけれど、転職するたびに、
大丈夫か、やっていけるのか、ワタシ?
と不安と焦りでいっぱいの日々が しばらくの間 続いたものです。
そこに光明が見え出すのが、だいたい3ヶ月から半年ぐらいたってからだったなぁ。
まぁ番長の場合は、会社に見切りをつけるというよりも
会社に見切りをつけられないように、何とか成果を出して認めてもらわなければ
いけない立場なもので、とにかく必死だったというのもありますが。

イチ転職経験者の個人的意見ですけど、
新しい環境というのはどうしたって最初はペースがつかめない。
転校や進学のときもそうだったと思う。
でもね、そのなんだかうまく行かない日々を なんとか過ごしていくと
ある日ふと、「あ、これだ」という瞬間が来たりするんだな。
だから、今なかなかうまくいかなくて「転職するしかないか」と悩んでいても、
まだ諦めなくてもいいかもよ。
あと半年がんばってみたら、イイコトあるかもしれないもんね。

お知らせ
『若者はなぜ3年で辞めるのか?』(光文社刊)の著者、城繁幸さんの講演会が
10月27日に行われます。迎え撃つは『人材コンサルタントに騙されるな!』
(PHP研究所刊)の著者、山本直治さん(番長のお客様)。
さて、どんなお話になるのでしょう? 詳細はコチラです。

鈴木 麻紀

Special

- PR -
コメント
辻さん 2007/10/09 05:47

4割が辞めるつもりで入社し、「半年病」という言葉もあるようですね。http://sankei.jp.msn.com/economy/business/071008/biz0710081552002-n1.htm

ばんちょ~ 2007/10/09 10:14

うわ、4割も。
辞める覚悟があるのなら、結構怖いものなし。
いつ辞めても後悔しないように、力一杯頑張って突っ走ってもらいたいものですね。


コメントを投稿する
メールアドレス(必須):
URL:
コメント:
トラックバック

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/10452799

トラックバック・ポリシー


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

鈴木麻紀と丸の内ファイブ

鈴木麻紀と丸の内ファイブ

アイティメディアで、スキル/キャリア関連サービスを企画・運営しているチーム。

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年6月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ikizama
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


Special

- PR -
最近のトラックバック
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ