こんにーちはー
生きざーまばんちょー 鈴木麻紀でーす

独立行政法人 労働政策研究・研修機構のサイトに興味深い
調査報告が掲載されていました。

若年者の離職理由と職場定着に関する調査

最近の若者が離職する理由や求職活動、その後の職場における状況を
把握することで、職場定着に必要な要件を明らかにするために、
35歳未満の若年者(企業の在職者とハローワークに来所した求職者)
を対象に調査を実施しました。
       独立行政法人 労働政策研究・研修機構サイトより抜粋


内容は、

・中途採用者や求職者の前職の仕事状況
  仕事満足度、仕事の重責度、ストレス状況、教育訓練環境、人間関係
・離職の状況
  離職理由、相談相手の有無
・現在の会社での状況
  仕事の状況、転職意向
・企業からみた、離職理由や若年層定着の課題

などなど盛りだくさん。
なんと全440ページの大作です。
目を通すだけでも視力が落ちてしまいそうなので、
ここでは、番長的に1番気になった項目を紹介しましょう。

離職を考えたけど「思いとどまった」理由

全体回答をみると 辞めると生活ができないから 45.1%
という現実的な回答がトップにあがり、「そりゃ そうだ」感が
ただよってしまうのですが、ワタシが着目したのは、自由記述欄。
この設問には自由記述欄があり、実に11.5%もの人が回答してくれたそうですよ。

うーん、味わいぶかい。

「とりあえず3年はやろうと思った」
などの、期限をくぎって働き続ける人あり、

「まだ学ぶべきことがある」
と、キャリアやスキルの蓄積のために積極的に会社に留まる決意をする人あり、

「再就職で不利になる」「印象が悪くなる」「経歴にキズがつく」
など、早期離職を警戒する人がいたり、

「また1からやり直すこと」や「転職しても同じことを繰り返すのではないか」
といったことに不安になる人もいるし、

「仕事が忙しかったから」
というなるほどねーな理由で断念したという例もあり。

「自分の事を真剣に考えてくれる人がいた」
など上司や同僚に恵まれて翻意した、という心温まるエピソードもあります。


でね。
報告書によると いくつかのキーワードがあり、
最もよく出た言葉は「がまん」だったとか。
フレーズで多かったのは、
「辞めるのはいつでもできる」「負けたくなかった」
「今、自分が辞めると、沢山の同僚・部下に迷惑がかかるから」
ですって。泣けるねぇ。うぅぅぅぅぅ。


会社を辞めよっかなー、どーしよっかなー と迷っているあなた!
この「退職しなかった理由」が当てはまるか当てはまらないか
ひとつのモノサシになるかも、ですよ。

にゃっはーん。



※ 今日は漢字が多かったな。

鈴木 麻紀

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