人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタントの“つぶやき”を紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

バブル崩壊後、多くの日本企業では、終身雇用制や年功序列賃金の
崩壊などにより、雇用環境が激変しました。その影響で、職に対する
意識も大きく変化しているといわれています。
政府が発表したデータによると、近年の大卒者の3年以内の離職率は、
3割
を超えており、そうした点からも転職は身近なものになっています。
最近は、バブル期以来の売り手市場といわれており、転職者にとって
有利な状況になっていると思います。

しかし、いくら転職が全体では売り手市場になったといわれていても、
内定獲得に難航する場合もあります。

39歳の山下さん(仮名)に初めてお目にかかったのは1年前。
相談内容は「一生勤められる会社を紹介してほしい」というものでした。
転職を繰り返してきた彼は今回を最後の転職にしたいというのです。
いろいろと要望を語ってくれたのですが、彼の希望を満たす会社は
残念ながら見つからず、ご紹介に至りませんでした。

それから1年ほど経ったある日、彼から連絡がありました。
弊社のWebサイトに公開している企業に応募したいというのです。
さっそく、企業に連絡を取り応募推薦をしました。

しかし書類選考の段階でNGに。
理由は「退職してから約1年のブランクは長すぎる」「労働意欲に不安がある」
とのことです。

1年間かけて探し続けた理想の会社に応募するも不採用。
その後も、数社にチャレンジしましたが、結果は同じ理由ですべてダメでした。
このままでは理想の会社どころか仕事に就くことすら難しいのでは、という
恐怖に襲われ、現在は大幅に制限を解除し、急ピッチで転職活動を行っています。

100%要望を満たしてくれる会社などありません。
環境はある程度 会社が用意してくれますが、その点だけを求めると
本当に大切なことを見失ってしまうことがあります。

重要なのは
「どんな会社に勤めるか」ではなく「どんな仕事をするか」であり
100%の環境を求めるのではなく、いかにして100%の状態に近付ける
よう努力をするか、ということだと思います。


                          アデコ 藤田 孝弘

*****

上のコラムを読んでドキリとした人、だーれだ?

ハイッ! ばんちょ~(独身&バツなし)です。
転職についての話なのに、恋愛話と勘違いして、
ドキドキドキリとしてしまいました(またかよ)。

「転職も恋愛も、相手に与えてもらうことばかり
 考えているとうまくいかないよ」
と藤田さんに諭されているような気がしてしまいました。

愛とは与えるもの、会社にも恋人にも仕事にも。なーんてな。


                       生きざま番長 鈴木麻紀


※ 本内容は、メールマガジン「週刊JOB@IT」に掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

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