人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタントの“つぶやき”を紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

キャリアコンサルタントという仕事は、毎日多くの求職者とお会いします。
あまりにも多くの方と会うので、“希望職種・特徴”といったデータは残るものの、
データ以上の印象が残らなかったりする方も実はちらほら。
もちろん、データ以上に“心の記憶”に残っている方も多くいらっしゃいます。
それは「僕を信用して、任せてくれた方」です。

僕は、求職者には多くの案件を紹介します。それは内定を得る確率を上げるため、
そして不安な気持ちを持たずに転職活動してもらうためです。
通常、最終面接の結果が出るまでには1~2カ月かかります。
そこで内定が得られれば問題ないのですが、NGの場合はそこから“リスタート”と
なり、不安になったり焦ったりすることが往々にしてあるのです。

それを分かっているので、僕は多角的に求人案件を紹介しているのです。
「等身大の企業・挑戦的に可能性を追う企業・滑り止め企業」←大学受験と同じ
です。ま、受験料は掛かりませんけどね(笑)。

応募する企業を選ぶときに、「稲川さんが推薦するなら応募します」とおっしゃって
いただくと、僕も人間ですからうれしくなります。
そして「この方に、なんとかいい転職をしてもらいたい!」という気持ちで頑張れる
のです。不思議なもので、こんなときは高い確率で内定を得ています。

この仕事は“人間同士の信頼関係”だと思います。機械ではないので、どうしても
感情が入ってしまうことは否定できませんし、むしろ否定しません。
だからこそ、僕を信用してくれた方が採用に至ると、心より“その方のため”に
喜べるのです。こんな人間らしい気持ちで仕事ができるので、僕はこの仕事が好き
なのでしょうね。

求職者の皆さん、僕に任せてみませんか?



                                エイドエイム 稲川 秀文


*****

記憶に残るのは“データ”よりも、“(信頼してくれた)気持ち”。
これは、すべての人間関係にあてはまるかもしれませんね。

転職するときも、転職したあとも。


              (そして恋するときも)生きざま番長 鈴木麻紀


※ 本内容は、メールマガジン「週刊JOB@IT」に掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

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