こんにちは
転職サーチ担当の平岡です。

「見たモノ」
「聞いたコト」
「感じたトコロ」
をお伝えできればと思っております。よろしくお願いします。

約一ヶ月ぶりの投稿です。
その間に内閣総理大臣が変わりました。

新総理の安倍さんは「教育改革」をよく口にされるのですが、
果たしてどんな改革をするのでしょう?

学校や教育委員会の世界って魑魅魍魎というか、ドロドロしているというか、
隠蔽体質ありありというか、少し浮世離れしているというか……

今報じられている「いじめ問題」の文部科学省以下の対策対応をみている限り
改革は一筋縄ではいかないな、と個人的に思っています。

そんな中、私なりに「教育改革」を考えてみました。

■テーマ
教育の中でも重要な学校について考える

■コンセプト
学校=社会人になるための予備校

■目的
社会人として必要な知識を身につけ、さらに集団生活で生き抜く知恵を学ぶこと

社会人として必要な知識とは?
・体力(小さいときから体を鍛えておくことは本当に重要である)
・精神力(我慢強さ、平常心、気持ちの切り替え)
・道徳観(今の日本に一番欠けている気がする)
・コミュニケーション(国語の「読み書き」と「聞く話す」)
・思考(算数で十分かと)
・知識(社会の仕組み、地理歴史、仕事とその内容)

集団生活で生き抜く知恵とは?
・上記の「社会人として必要な知識」を学校内はもちろん
家庭や遊びの中で実践していくことで自然と身につく「何か」

※経済や物理、英語や美術などは、興味がある、得意、
好き、学びたい人が選択できるようにする

■施策
大学の廃止

廃止するメリット
・労働人口の増加
・養育費の大幅減

廃止するデメリット
・学生(子供)の自由時間が無くなる(学部にもよるが)
・学歴という判断基準がなくなる(メリットでもあるが)

学生目線で考えると
・お金/社会人のほうが得られる額は多い(はず)
・社会経験/社会人の方が得られる知見はある(はず)
・遊び/時間はともかく、遊べる範囲、自由度、内容は社会人のほうが濃い(はず)
・勉強/社会人のほうが圧倒的に学べる(はず)
※余談ですが「大学生でないとできないこと」って意外と少ないんですね。

教授はどこへ?
・大学とは異なる別途研究機関を設ける
・シンクタンクや企業の研究所で活躍していただく

…とこんなことを考えてみました。
他にも色々考えられそうです。
いずれにせよ教育者のための改革ではなく、子供のための改革をして欲しいものです。

平岡 健

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コメント
freeflow 2006/10/25 19:06

はじめまして。こんにちは。
一つ気になったので、質問させて下さい。

現在、学校の先生を育成するのは大学なのですが、仮に大学を廃止した場合、先生の育成はどうなると思われるでしょうか?

danko 2006/10/25 19:54

適当に思いついたことを書きとめたという印象を受けました。資源のないわが国は、高度な科学技術を学び、高度なものつくり、技術立国が進むべき道と思うのですが、それを身に着ける場である大学を無くしてどうするおつもりですか?。中国の文化大革命にならって下放でもなさるおつもりで?。教育改革も大切ですが、この程度の思い付きしか出来ない方が、キャリアについて語っている事実そのものがこの国の問題点なのだろうと思いました。読んでてつらいです。以前炎上したエントリー「デジカメに期待するもの(前編)」に通じるものがありますね。

平岡 健 2006/10/25 21:26

freeflow様

ご質問ありがとうございます。
確かに現行のままですと先生を育成する場が無くなってしまいますが、私は小中高校の現場の先生が育成するのが理想では、と考えています。


danko様
貴重なご意見を頂きましてありがとうございます。ご指摘いただきました点に関して、真摯に受け止めさせていただきます。

デコ 2006/10/25 23:33

デコですこんばんは。はじめまして。

拝見しました。子どもたちからひとつの学ぶ環境や機会を奪うことになる、平岡さんがあげられたこの改革案は「子どもたちのための改革」といえるのでしょうか。

例えば、より専門的な知識や技術を必要とする仕事をめずさために学ぶ環境や制度を、社会人としての現場、つまり営利を目的とする企業にすべて委ねるのでしょうか? 

企業はどこまでそれについて負担できるのでしょうか?

であれば、いま歴然と生まれつつある、学ぶ環境や機会の格差をさらに助長するのではありませんか? それは子ども達から「学び知識を得る」ことの本質的な楽しみや、彼らの可能性の芽を奪うことにはなりませんか?

私事になってしまいますが、僕は専門学校卒業ですし、そこで学んだことをちっとも役立たせられない仕事に就いています。
つまり、今の仕事(グラフィックデザイン)に必要な知識や技術は、社会人になってからその現場で独学で学びました。

僕のようにおのれのグウタラから、自ら学ぶ機会を捨てさるならともかく、ひとつの学ぶ環境と機会を、いきなり無くし、子ども達から奪うことになるこの平岡さんの乱暴な学校制度の改革案には、僕はひとつも賛同できません。

平岡 健 2006/10/26 00:07

デコ様

こんばんは
貴重なコメントありがとうございます。
確かに私が述べさせていただいた考えですと「可能性」や「機会」を奪ってしまうことになりまかねません。

今回デコ様はじめ皆様から貴重なご意見を頂きました。もう一度私自身考えてみようと思います。

freeflow 2006/10/26 00:27

平岡様
返信下さり、ありがとうございます。
再び質問になってしまいますが、御回答頂ければ幸いです。

「小中高校の現場の先生が育成するのが理想」とのことですが、教師の質が問われている現在、その人的コストや経済的コストは、どこで対処すべきものだと思われますか?

koji@発想七日! 2006/10/26 00:54

平岡さん、面白いですね。「大学の廃止」という思い切った思考実験にハッとしたので、思わずコメントします。
大学および大学院のような高等教育機関は必要だと考えます。知恵が資産の日本にとっては特に。
しかしそういったことは、(志の高い方を除いては)いったん社会に出てみないと実感できないとも思います。そこで対案として、
・早めに社会に出る
・一生学び続ける
ように教育制度を変えることを考えてみました。
例えば、大学では3年次以降に年間50日程度のインターンシップを課す(企業にも受け入れを課す)。社会人には産休ならぬ学休制度(ビジネススクール等で知識をチャージすることを奨励する制度)を設ける、とか。

ばんちょ~ 2006/10/26 03:36

kojiさんのコメントを見て、思い出しました。
ワタシが留学したアメリカの音楽大学は、国籍も年齢のバラバラで、本国でアイドル歌手として活躍されていた方や、50代のお医者様もいらっしゃいました。
北欧のアイドルは、あまりにも音楽が好きになってしまったために本格的に勉強をしたくなり、2年間仕事を休んで単身留学を決意したとか。学食でバイトしながら勉強していました。
ヨーロッパのお医者さまは、医者として働きつつも音楽家になりたいという夢が諦めきれず、何年も夏の期間だけ本業を休んで通学。短い期間で集中して勉強&単位を取得されていました。

学びのタイミングや方法は人それぞれ違うから、高校卒業→大学という順番にとらわれず、大学が「必要なことを、必要な時期に、必要に応じて学ぶところ」であれば、大学生活をより有意義に過ごせるのでは。

平岡 健 2006/10/26 12:45

freeflow様
 
ご質問ありがとうございます。
コストの対処に関してですが…正直そこまで考えていませんでした。まずは現時点で「教師」にどれだけの人的、経済的コストがかかっているのかを知らないといけないのか・・・。申し訳ございません、明確な回答ができませんでした。
 
koji様
 
コメントありがとうございます。
対案拝見しました。
「一生学び続けることができる制度」は確かに重要だと感じました。無いとはいいませんが、環境や制度も含めてまだまだ未整備のところが多い感があります。
 
ばんちょ~さん
 
なるほど、
時期、内容含めた「教育の自由度」(と呼べばいいのでしょうか)は欧米に比べると日本はあまり無いのかもしれないですね。
そして環境や制度云々ではなく、忙しくて余裕が無いという人もいるでしょう。そういう意味で文化の違いも影響しているのかもしれないですね。

freeflow 2006/10/26 15:20

平岡様
御回答下さり、ありがとうございます。

大学全入時代を迎える今、このような大学廃止論は研究の余地がありそうですね。(廃止すべきかどうかではなく、なんのために大学に行くのか、大学の役割etc..)
現実に、全ての大学がなくなることはないとは思いますが、少しずつ淘汰されていくことにはなるでしょう。

「子供のための改革」には賛同しますが、「自分の子どものためだけの改革」にはならないように、しっかりと考えていかなければなりませんね。

平岡 健 2006/10/26 23:04

freeflow様

コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりこのままですと大学淘汰は少しずつ進行していくのでしょうね。
その淘汰が終わったとき、生き残っている大学がどういう大学なのか?単に財務的、ブランドがあるところが残るのか?推測の域を超えませんが、その時が教育の分岐点になるかもしれませんね。


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