私は旅行と言えば、もっぱらリゾートのんびり派だったのだが
ここ数年ボルネオのジャングルに行ったり、メキシコの遺跡巡りをしたり
京都の寺巡りをしたりと活動派になってきている。
今行きたいのは屋久島とマチュピチュ。どちらも体力勝負な旅先である。

そんな体力の話を出したのがきっかけだったのだが、
友人に、11月末に行われる河口湖マラソンに誘われた。

私は小・中学生のころ短距離走で区の代表にも選ばれたし、
リレーではアンカーを務め自慢だが足は早かった。
だが、そのころから長距離は全くもって苦手な部類。

しかも今は日ごろハイヒールしか履かず、
たまにスニーカーを履くと筋肉痛になるほど軟弱である。

それに引き換え友人は身体を動かさない日があると
気持ち悪くなるという身も心も体育会系。

それでも昨年の河口湖マラソンに参加した後は
1週間身体が痛くて大変だったと言うではないか。

気持ちは猛烈に尻込みしているにもかかわらず、友人の目の輝きに吸い込まれ
つい河口湖マラソンへの参加を考えてみると言っていた。
とても後悔しながら家路についたが、これを書いている今、
とても無謀な気はいるが走ってみようかなという気持ちに少しなっている。
完走できたら今までに感じたことのない達成感を得られる気がして。

仕事柄キャリアパスに関することなどを日々考えているが、
無理をせず、楽しみながら過ごす30代のパスを考えてもいいかなと思う。
(でも河口湖マラソン、結構無理をしているよね……)

大杉 文

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