リクルート ワークス研究所が発行している「Works」No.70(2005年6月7日発行)の
『「人材ニーズ調査」から見えた中途採用市場のニーズとミスマッチの実態』という
記事にこんな項目がありました。

専門職・即戦力思考と同時に基本能力も求めている企業

以下、記事から引用します。
「能力・スキル」を、
1.基本能力・性格・思考、2.専門知識・ノウハウ、3.実務経験、4.資格
の4つにわけ、それぞれの必要性を聞いてみた。
すると、全ニーズのうち7割が「基本能力」を必要とするという結果が得られた。
「専門知識・ノウハウ」を必要とするのは2割、「実務経験」「資格」を必要とする
のは5割程度となり、中途採用市場の人材に最も求められるのは「基本能力」である
と分かった。
*基本能力-分析力や判断力、計画力などの対課題能力、他者理解力や協調性、交
渉力などの対人能力、自立性や責任感、向上心などの対自己能力

……そうなのですよ。
転職では知識と経験が1番大切! と思いきや、採用する企業側では、それと同時、
いやそれ以上に「基本能力(社会人力」を重視していたのです。

では、企業人事はその「基本能力」をどこで見ているでしょう。
まずは「面接」ですね。
その中のさまざまな受け答えから、その方の対人能力などを判断します。

では、その面接をすべきか否かを判断するときに参考にしているのは何だと思いますか?
ワタシが採用業務をしていたときは、「履歴書」がその重要なポイントでした。
転職関連のWebサイトを見ていると、
「転職の書類で大切なのは職務経歴書、履歴書は職務経歴書までの橋渡し」
というような風潮がありますが、履歴書をなめたらあかんで(ここだけ関西弁)。

職務経歴書が大切なのはもちろんなのですが、履歴書からも「人に読まれることを
意識しているか-対人能力」や社会人としてのマナーなどが判断されるのです。
ということで、この知ってるようで知らない履歴書について、@IT自分戦略研究所に
記事を書きました。

履歴書の正しい書き方、効果的な書き方とは?

なぁんだ、記事の宣伝か。
そう、宣伝なのです、ゴメンナサイ。
オマケポイントは、丸の内ファイブの千葉くんの写真。
「悪い見本」としてのってますが、なかなか凛々しい表情です。

鈴木 麻紀

Special

- PR -
コメント
JOB@IT 鈴木麻紀(ばんちょ~) 2006/12/20 16:33

履歴書のクイズです。

<問>
履歴書の印鑑はいつ押すのが、最も良いでしょう?
A 【途中】氏名・性別⇒印鑑を押す⇒学歴・職歴……
B 【最初】印鑑を押す⇒氏名・性別⇒学歴・職歴……
C 【最後】氏名・性別⇒学歴・職歴……⇒印鑑を押す
D いつでもよい

<答>
B
採用担当者は印鑑の押し方もチェックしています。
もし、かすれたり曲がったりしても再トライしやすいように、最初に押すのが○。
印鑑は、「最後にうっかり」ではなく、「最初にしっかり」押しましょう!

出典:「内定力検定(唐沢 明著 ソフトバンク クリエイティブ発行)」


コメントを投稿する
メールアドレス(必須):
URL:
コメント:
トラックバック

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/2832453

トラックバック・ポリシー


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

鈴木麻紀と丸の内ファイブ

鈴木麻紀と丸の内ファイブ

アイティメディアで、スキル/キャリア関連サービスを企画・運営しているチーム。

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年6月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ikizama
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


Special

- PR -
最近のトラックバック
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ