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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

爆誕!「予約なし&並ばない主義!万博ガイド」は出版業界的に超新しい『Googleマップ連動型旅行ガイド』

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少し前から準備をしていた「予約なし&並ばない主義!大阪関西万博ガイド」というAmazon Kindle本がアマゾンに並びました。

2025年の大阪関西万博を「予約なし&並ばない」というスタイルで楽しむ人のためのガイドです。私個人がそういう主義なので、強引にそっちに価値訴求を引っ張って作成したガイドブックです。以下のような構成です。

01【万博ノウハウ】入場日の混雑状況を知る方法
02【万博ノウハウ】予約できないパビリオンがいっぱい!
03【万博行動プラン】午後3時台入場&午後8時台退場がベストな理由
04【ゾーン別攻略法】コネクティングゾーンの大型館と小型館
05【ゾーン別攻略法】エンパワーリングゾーンはコモンズA館中心で
06【ゾーン別攻略法】セービングゾーンは魅力的な小型館を狙う
07【万博行動プラン】暑い日は大屋根リングを離れず近場の海外パビリオンに入る
08【万博行動プラン】各国レストランを楽しむなら午後3時〜5時台、午後7時〜8時台が狙い目
09【万博行動プラン】お安くフード&ビールを楽しみたい人はフードコートで決まり
10【万博行動プラン】大阪フード&生ビールでガッツリ行きたい人は夢洲から2駅戻って大阪港駅で降り天保山マーケットプレイスを目指す
11【万博行動プラン】前泊は1万円以下で泊まれる門真市で天然温泉&フリーアルコール

【付録】万博会場に1時間以内で行けて、1万円以下で泊まれる。女性向けおすすめビジネスホテル33軒

日本初のGoogleマップ連動型のガイドブック(ただし電子書籍限定)

そしてこのガイドブックには、もう一つの画期的な特徴があります。実はこの本、Googleマップと連動した、日本初(おそらく世界初)の旅行ガイドブックなのです。

従来のガイドブックは、紙であれ電子書籍であれ、「地図を眺めてルートを想像する」というアプローチでした。そこに地図アプリやGoogleマップのようなリアルタイム案内機能は存在していませんでした。

しかし、今回の「予約なし&並ばない主義!大阪関西万博ガイド」は違います。

読者が会場に入ってスマホでこのガイドブックを開き、「ドイツ館」の後ろにある(Googleマップ)というリンクをクリックすると、びろーんとGoogleマップに切り替わって地図画面が登場するのです。その地図画面には「ドイツ館」の場所に赤ピンが立って表示されているのです!しかも自分がいる場所からドイツ館の赤ピンまでのルートが記されているのです!しかも歩くにつれてそのルートはダイナミックに変化するのです!つまりはナビですね。

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会場にいて、スマホでこのAmazon Kindleの万博ガイドを開いて、パビリオン名の後にある(Googleマップ)ボタンをクリックすれば、パビリオンやトイレなど目的地への徒歩ルートがその場で表示される仕組みです。

先日、会場に入った際に確かめてみたのですが、これが超便利!人ごみの中でも、通路をどう辿ったら目指すパビリオンに行き着くのかルートがわかって、歩きを無駄にすることがありません。(現実問題、人混みが大変な時間帯では、どこに行くにも右往左往して無駄な歩きを多くするようになります。それが避けられるのです!)

ビンゴ!

これはひょうたんからコマ。ちょっとした気づきなんですが、実はこれが出版業界的には大きなイノベーションへの第一歩なのですw

Kindle本の画面がGoogleマップの画面に遷移することが新鮮!

このガイドは、スマホで読むから電子書籍だから価値があるガイドになっています。スマホにはGoogleマップが仕込まれています(アプリがなくてもブラウザで出ます)。ガイドブック内の記述で、場所を示す名称の後に(Googleマップ)というリンクがあり、それをクリックするとGoogleマップ画面に切り替わります。この画面遷移は別段、テクニックの要らない普通の仕掛けです。しかしそれがあることで、以下のような新しい経験価値訴求型のガイドブックの世界が切り開かれます。

なぜこれは出版界にとって革命的なのか

  • 紙の旅行ガイドでは不可能な「リアルタイム案内リンク」を活用できる
  • スマホのGPS機能+Googleマップによって、迷子リスクを限りなく減らせる
  • スマホでガイドを見ながら、歩きながら、旅のルートが進行する=体験と出版が融合する

私はかつて書籍の編集をしていた経験があり、出版業界のことを多少は知っています。その視点から言っても、この試みは「本が動的なGoogleマップに接続され、現地ナビゲーションになる」という点で、非常に大きな転換点になるのでは?と思っています。

今後の展望:紙ではないガイドブックの時代へ

このような"連動型旅行ガイド"は、大阪万博だけにとどまりません。

・巨大迷路化した渋谷駅周辺で迷わず目的地にたどり着ける渋谷ガイド
・千駄ヶ谷駅で降りて外苑前駅まで散歩する静かな週末の東京都心
・週末に自転車で回る山手線内側のスポット

などなど。

こうした体験型の旅行コンテンツがスマホの中に組み込まれた「電子出版物」として販売される未来が、いま、目の前にあります。

読者は、スマホで見ながら、ルートをGoogleマップに案内してもらいながら、しばらくするうちに目的地にたどり着く。そこで何が食べる、休憩する、そうしてまた次の目的地に移動する。まるで「本がガイド役として同行してくれる」ような体験です。

これは従来の旅行ガイドにはできない、完全に新しい旅行体験です。

大阪関西万博ガイド 表紙画像

Kindle新刊:
『予約なし&並ばない主義!大阪関西万博ガイド』
Googleマップ連動で迷わず移動。トイレ・パビリオンの場所が一発表示。
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