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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

【大阪関西万博】暑い日は大屋根リングを離れずに近場の海外パビリオンを狙う

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 私たちが来場した2日目はかなり暑くて夏日に近かったです。正午から午後3時にかけての暑さは相当なもの。これから夏場にかけてほとんどの日は暑さとの戦いになることを理解しました。
 ゾーンとゾーンをつなぐ"通路"は人で埋まっています。日傘を指す人もちらほらいます。ごった返している中で通路をゆるゆる歩く人の中に立っていると、当然「暑さ対策をしてくるんだった...」となります。

万博会場の暑さ対策 ベスト5

[ベスト1] つばのある夏用帽子
 夏用のできるだけつばの広い帽子は、暑い日差しの下を歩くのにマストアイテム。

[ベスト2] 自販機で買うペットボトル入り水
 会場内ではいわゆる「給水機」が多数設置されていますが、確かめてみるとどこも長蛇の列。特に暑い日はそうです。並ぶと30分はロスするので近くの自販機のペットボトルを買った方が賢明です。

[ベスト3] 携帯用ファンのたぐい
 夏場に携帯用ファンを使うのは避けたいと思う人もいるかも知れませんが、直射日光が照りつける"通路"を混雑状態でゆっくり歩く際には携帯用ファンもあって然るべき。どしどし準備してどしどし使いましょう。ネッククーラーも大活用すべきです。

[ベスト4] 折りたたみ椅子(軽いもの)
 混雑している場内ではちょっとした休憩スペースを見つけることができます。そこでちょっと休むのに折りたたみ椅子は強力な武器になります。行列が長いパビリオンに並ぶ際にも絶対にあった方がいいアイテムです。以下に記すように500g以下の軽い椅子を選ぶのがコツ。

[ベスト5] 塩分補給用のアメ
 暑いと汗が出ますから意外とへばります。塩分補給をすると疲労感が違いますから塩分補給用のアメやタブレットがあると便利です。

大屋根リング下は木陰の涼しさ

 初めて入場した人が誰でも抱く感想は「大屋根リングはたいそう立派なアートやのう」です。あの木造のぶっとい梁が縦横に張り巡らされている様は立派に現代アートです。

 暑い午後に大屋根リングの下に入って気付くのは、木陰と同じひんやりした感じがあるということです。おそらく巨大な木材の集積が暑熱を吸収してくれるのでしょう。ただの日陰の涼しさではなく、「樹木が暑熱を吸い取ってくれている涼しさ」がありました。
 このことから暑くて暑くてたまらない...という日は、まず大屋根リングの下に避難すると良いでしょう。
 一方で混み合う時間帯の大屋根リング下の休憩用ベンチ群は、どこも満席。見渡す限り満席という状態です。
 そこで一工夫しましょう。

折りたたみ椅子は必須。ただし軽いものを選ぶ

 折りたたみ用の椅子を持っていくのです。それを広げて大屋根リングの下で休んでいると、最高の休憩時間となります。
 折りたたみ用の椅子はAmazonで安いものから高いものまで沢山の商品が並んでいます。あまり重くないものを選んで買いましょう。私たちはAmazonでカラフルな虹色の樹脂製の円盤状に折り畳める椅子を2,000円以下で購入しましたが、重さが1kg以上あることがわかり重すぎて失敗しました。アルミフレーム製で座面が布になっているタイプが500g以下で良さそうです。

暑い日は大屋根リングから離れずに近場のパビリオンを狙う

 暑い午後に人でごった返す"通路"(ゾーンとゾーンをつなぐ通路)を歩いた経験から、暑さが本格化する夏には、次のような対策が非常に有効だと確信します。
 それは
 「なるべく通路を歩かないで行動する」
 「必然的に大屋根リングを行動の起点とする」
 「大屋根リングから近いパビリオンを最優先にする」 
 「フードも大屋根リングから近いレストラン・フードコートを優先する」
 というものです。

 具体的に、予約なしで、かつ、あまり並ばずにどういうパビリオンが狙えるか?東ゲートそばの大屋根リング地点から時計回りに見て行きましょう。

大屋根リング沿い:エンパワーリングゾーンではブラジル館やベトナム館が狙える

 暑い日差しを避けて大屋根リングを歩きながら、近場にある以下から入りやすそうな館に並びます。各館のプロフィールは記事「エンパワーリングゾーンの入りやすいパビリオン・ガイド」をご覧下さい。
 コモンズA館
 ヨルダン館
 ペルー館
 モザンビーク館
 フィリピン館
 ベトナム館
 カタール館
 アラブ首長国連邦館
 コロンビア館
 ブラジル館
 バーレーン館(レストラン・カフェ付き)
 トルクメニスタン館(レストラン・カフェ付き)
 マルタ館(レストラン・カフェ付き)

 フードという意味では、食通の方のレビューを見る限り、マルタ館のレストランは最上の部類に属する感じです。マルタでなければ食べられないパスタや最上級のハンバーガーがうまそうでした。トライしてみたいところ。

 この辺りから大屋根リングは海の中を行きますので、移動のためにはエレベーターないしエスカレーターで大屋根リング上に上ります。
 公式マップ左の下の「進歩の広場」のエスカレーターで地上に降り、大屋根リングの下の移動を再開します。

大屋根リング沿い:セービングゾーンではチュニジア館やアルジェリア館がおもしろそう

 暑い日差しを避けて大屋根リングを歩きながら、近場にある以下から入りやすそうな館に並びます。各館のプロフィールは記事「セービングゾーンの入りやすいパビリオン・ガイド」をご覧下さい。
 ブルガリア館
 コモンズD館 
 オマーン館
 ルーマニア館(レストラン・カフェ付き)
 アンゴラ館
 コモンズC館
 チリ館
 チュニジア館
 カンボジア館
 アルジェリア館

 個人的にルーマニア料理はロンドン滞在中に一度試したことがあります。うまいです!「ママリガ」というとうもろこしの粉で作った一種の団子に、ひき肉で作ったひき肉団子「ミティティ」を合わせて食べます。ルーマニアを代表する料理だけに絶対に食べられると確信します。

大屋根リング沿い:コネクティングゾーンではタイ館やアゼルバイジャン館にチャレンジしたいところ

 以下の中から入りやすそうな館に並びます。各館のプロフィールは記事「コネクティングゾーンの入りやすいパビリオン・ガイド」をご覧下さい。
 コモンズB館
 セルビア館(レストラン・カフェ付き)
 バングラデシュ館
 セネガル館
 エジプト館
 ウズベキスタン館
 インド館(レストラン・カフェ付き)
 インドネシア館(レストラン・カフェ付き)
 タイ館(レストラン・カフェ付き)
 トルコ館
 モナコ館(レストラン・カフェ付き)
 アゼルバイジャン館(レストラン・カフェ付き)
 コモンズF館
 ルクセンブルグ館(レストラン・カフェ付き)
 ネパール館(レストラン・カフェ付き)

 評判がいいのはタイ館のレストランです。私たちも行くことを検討しましたが行列が多そうなので諦めました。人が並ばなくなる時間帯の午後3時から午後5時にかけて、スッと入れるようなら試してみる価値はあります。
 
 東ゲート近くの大屋根リング地点から始めて時計回りに歩くだけでも、これだけの海外パビリオンが近くにあります。各館の前に行ってみて行列が多すぎて1時間待ちのようならパスし、そうでなければ並んでみるというやり方でかなりのパビリオンは何とかなりそうです。
 特に午後5時台、午後6時台、午後7時台はほとんどのパビリオンで並んでも20分程度で入れるでしょう。夕食どきをずらせばほとんどのレストラン・カフェも楽しめる可能性があります。

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