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【図解】コレ1枚でわかるソフトウェア定義インフラ(SDI)

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ITインフラの「ソフトウェア化」が進んだ結果、誕生したのが「SDI(Software-Defined Infrastructure:ソフトウェア定義インフラ)」という概念です。文字通り、「ソフトウェアによって機能や構成が定義され、制御されるインフラ」を指します。

従来のITインフラ構築は、建築工事に似ていました。新しいシステムが必要になれば、要件に合わせてサーバーやネットワーク機器を個別に発注し、データセンターに運び込み、ケーブルを繋ぎ、初期設定を行うという物理的な作業が必須でした。

しかし、ビジネス環境の変化が早く、先行きを見通すことが難しい現代において、このやり方は大きなリスクを伴います。「新しいWebサービスを立ち上げたが、予想を遥かに超えるアクセスが殺到した」といった場合、従来の手法では機器の増設に数ヶ月かかり、その間にユーザーは離脱してしまいます。逆に「新規事業が頓挫した」場合、購入した高額な機器が無駄な資産として残ってしまいます。

この状況を打破するのがSDIです。SDIの世界では、データセンターには標準的な仕様のハードウェア(汎用サーバーなど)が大量に用意されているだけです。ユーザーは、「CPUの処理能力がこれくらい」「ストレージの容量がこれくらい」「ネットワークの帯域がこれくらい」といった必要なシステム資源を、手元の管理画面(Webブラウザーなど)からソフトウェアの設定として入力するだけです。

すると、裏側で動いている管理ソフトウェアが、膨大な物理リソースの中から必要な分だけを即座に切り出し(仮想化技術を活用)、あっという間にユーザー専用のインフラ環境を作り上げてしまいます。

さらにSDIの優れた点は、専門的な物理要件を指定しなくても調達ができることです。「ルーターの機種は何で、ポート数はいくつ」といった指定ではなく、「このアプリケーションは高いセキュリティ・レベルが必要」「1秒間に1万回のトランザクション処理ができる能力」といったビジネス上の「ポリシー(目標値や制約事項)」を指定するだけで、ソフトウェアが自動的に最適なインフラ構成を導き出して構築してくれます。

SDIの導入により、インフラの運用管理者は、煩雑な物理的作業から解放され、より付加価値の高い業務に時間を割けるようになります。また、開発エンジニアは、インフラ部門に機器の手配を依頼して何週間も待たされることなく、必要な時に必要なだけのリソースを自分ですぐに確保し、開発やテストに専念できるようになりました。SDIは、ビジネスに「柔軟性」と「圧倒的なスピード」をもたらす、現代ITの強力な武器なのです。

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