IPO1万5,000字の報告書:越境ECブルーオーシャンのジグザグ【ChatGPTディープリサーチ】
以下で述べている内容は、上場企業の経営者の方々にも、十分に意味があります。個人的にポケットマネーでIPO企業に投資する際、または将来のM&A候補としてマークしておく場合に、ChatGPTディープリサーチが調査執筆した報告書は非常に価値があります。また、ChatGPTディープリサーチが、経営者の方々の日常的な情報収集ツールとしていかに優れているかを実体験するためにも有用だと思います。
ChatGPTディープリサーチの第一のメリットは【超時短】
ChatGPTディープリサーチの凄さを実感できるのは、プロンプトを入れてから調査報告書が出来上がるまでが10分〜15分という「超時短」に接した時です。筆者はすでに100本近くChatGPTディープリサーチに報告書等を書かせていますが、その都度、感激しています。
業務として海外事業リサーチをやっていた時代、ChatGPTディープリサーチが出す本格的な報告書のクオリティを出すために私が手を動かすと(ウェブ調査&分析&執筆)、どれだけ急いでやっても、5日はかかっていた仕事量です。
ごく小さなトピックに関するウェブ調査とレポート執筆でしたら、1日かければ可能というケースも多々ありましたが、それでも実働5時間はかかります。
ChatGPTディープリサーチが生成する本格的な報告書のレベル感は、調査会社にいた人間なら度肝を抜くレベルです。その本格的な構成もさることながら、その物量感がたまりません。よくもまあこれだけ調べたな...と思うような仕事量があります。それがたった10〜15分で済むのです。
これは経営者であれ、株式投資家であれ、使わない手はありません。
IPO企業を徹底的に調べる際にも便利
この超時短の本格調査&本格執筆は、間も無くIPOを果たす企業について徹底的に調べる際にも非常に有用です。
手始めのケースとして、間も無くIPOをする株式会社ジグザグでやらせていただきました。目も覚めるような報告書が出来上がってきました。以下はハイライト。
ブルーオーシャンを享受できる
[報告書から]
事実、ファッション大手のWORLD社やユナイテッドアローズなど、自社ECサイトを持つ有名企業もWorldShopping BIZを採用しています。これは、大手モールに頼らず直接海外ファンにリーチしたいというニーズに応えた結果と言えます。また、ジグザグはECプラットフォーム提供会社(ショッピングカートASP/SaaS等)とも提携を進めており、Shopifyやfutureshopなど主要カートにワンクリックで導入できる拡張機能を用意しています。これによりモール以外の幅広いECサイト群への普及を図っており、同社は大手モールとは競合しつつも棲み分けが可能な市場戦略を取っています。総じて、国内越境EC支援市場におけるジグザグの立ち位置は、「既存の代行サービスとの差別化に成功した先駆者」であり、しばらくは明確な直接競合が少ないブルーオーシャンを享受できるとみられます。
投資判断のまとめ
[報告書から]
株価バリュエーションの妥当性: ジグザグの公開価格1,500円におけるPERは16~18倍程度と、市場平均並みの水準です。類似企業(越境EC関連)4社平均PER15.5倍と比較してやや割高との指摘もありますが、一方でBEENOSなど競合大手より低い水準でもあります。成長性を考慮すれば極端に割高な印象はなく、おおむね妥当な価格設定と言えるでしょう。純資産が小さいためPBRは高めですが、これは過去の累積赤字によるもので上場後に自己資本は大幅改善します。同社のビジネスモデルはキャッシュ創出力が強く、今後利益剰余金の積み上げでPBRは低下していく見込みです。したがって、中長期的視点では現時点の簿価指標に過度にとらわれる必要はないでしょう。
ジグザグの成長性がわかる報告書をnoteで販売中
この報告書を一本読めば、株式会社ジグザグのすべてが理解できる...と言っても過言ではない出来です。
到底、無料でシェアすべき内容ではないので、実費程度ということで、noteで600円で売らせていただいております。
株式投資家向けに本格的に作成すれば、販売価格50万円にはなるかという内容であることは、調査業界経験者として自信を持って言うことができます。全文で約1万5,000字あります。
この報告書の内容は、ジグザグのIPOの後で、同社の事業の全体像を知る際にも非常に役立ちます。