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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

ムック紹介:「バン活」成功の秘訣教えます。

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弊社[pepoz]ライブショウでギターのオンラインレッスンをやっているフミト・ヘンドリックスこと、かとうふみときさんから献本していただいた「『バン活』成功の秘訣教えます。」をご紹介します。

かとうさんはギタリストとして研鑽を詰まれる一方で、(株)ヤマハミュージックメディアにてギターの教則本などを多数編集していらっしゃいます。ご本人のギターの腕前はMyspaceで試聴させていただくと、ワタクシ的には「すげー」と思ってしまうレベルです。

刊行されたばかりの「『バン活』成功の秘訣教えます。」(以下「バン活」)は、ネットや貸スタジオの掲示板などを使ってバンドメンバーを募集し、バンド活動を軌道に乗せていく際に必要な情報やノウハウをまとめたムックです。バン活を経てプロとして活動しているアーティストの体験談やアドバイスなども多数収録されており、これからバン活を始める人や、バン活に行き詰っている人にとって貴重な情報源になると思います。検索する限りは同種の書籍・ムックはないですね。

話ははるか昔に遡りますが、私の高校の同級生は高校卒業後に上京して、すぐに「ぴあ」の欄外のバンドメンバー募集コーナー、「はみだしぴあ」と言いましたっけ?、あそこをじっくり読み始めて、とあるロックミュージカルの劇団に入り、新人ながら即主役になったという経験の持ち主です。当時は活字媒体でロック系のメンバーを募集するということが盛んに行われていました。

ムック「バン活」を読むと現在では、場所柄、たくさんの候補者が見る貸スタジオの掲示板でよく募集が行われているようです。それ以外ではバンドメンバーのための一種の出会い系サイトが複数あるようで、そこも活発に使われているとのこと。

旧来の活字媒体を使うにしても現在のようにネットを使うにしても、募集する方も応募される方も、会って話をしてみて音を出したり、デモテープを聴いてみないことには「こいつとぜひやりたい」となるかどうかはわからないわけで、バン活はリアルな出会いがカギを握るワントゥワンの真剣勝負だと言えましょう。自分がやりたい傾向とまったく異なる人にが来てムダな面接となる事態を避けるためにも、バン活経験者によるノウハウ公開はあった方がいいわけです。

もっともバン活のキモはメンバーが固まった後で、自分たちを売り出して行く過程です。この方面の素人ながらムック「バン活」を読んでよく理解できたのは、バン活で自分たちを売り出す過程は、ごく一般的な商売と何ら変わることがないという点。「彩冷える」(アヤビエ)というバンドのインタビューを読むと、そのことがよくわかります。

ライブハウスで行うライブでは持ち出しにならないようにCD-Rを1枚でも多く売る(注:アマチュア時代はライブハウスに出る権利を得るのと引き換えに、チケット販売ノルマが課されるのが普通)。全国ツアーを行うようになった段階では、移動のコストを節約するためにツアー用のワゴンを安く入手する。全国のライブハウス経営者と人脈を作る。インディーズのレコーディングでは、赤字が出ないように、コスト(スタジオ費用等)との見合いで販売枚数目標を立て、それをクリアする…といったことをやっているそうです。
そういう活動を地道に積み上げて、全国区で名の売れたバンドになり、その先にメジャーデビューがあるとのこと。

私が知っている事例でも、あのPerfumeにも相当長い下積み時代がありました。DVDに収録されている2007年後半のリキッドルムームライブであーちゃんが泣いていた背景にも、そういう地道な活動があったのだろうと、このムックを読んで理解しました。

バンド名をどう付けるかを研究した記事もあり、非バンド関係者が読んでもおもしろいと思います。
全体に読者層は20代~30代ですが、私の周囲では50代でバンドをやっている人が複数おり、日経がやっている大人のバンド大賞などもかなり盛り上がっている風なので、読者層をあと15ぐらい上げた別バージョンを作ってみてもいけるかも知れません。話によると数十万程度のギターをばんばん買う人も珍しくないとかで、広告などもいけそうです。




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