【SABA】【俺ブ】ソーシャル・オルタナティブ・ブログ・アワード実験というのに乗ってみた
一人シリコンバレー男の工藤さんがオルタナティブブログでアワードめいたものをやってはどうかと提案されているので、乗ってみました。要は、自分が好きなブログを3本明記して、それを各自やりあって、アワード対象のブログを選定しようというわけ。
こういうのは相思相愛的にならない方がおもしろいんですよね。後で社会ネットワーク分析をやってみるとおもしろいと思います。
自分の場合、仕事の修羅場になるとほとんど人さまのブログを読めない状況になるので、あまりふさわしい選者とは言えません。そのことをお断りしておきます。
1. 一般システムエンジニアの刻苦勉励
ひょうひょうとしたおもしろさを苦もなく(はたからはそう見える)出せるのはすでに才能であって、例えば最近の投稿「ピンチヒッターで8ヶ月の子供の面倒を見る」なんかにもそれがにじみ出ていました。乳児の面倒をひとりでみるという経験は、人を十分に哲学的にさせます。いつもの投稿では、理系の方の思考方法というものがよくわかって、すごく参考になります。
2. 武田隆のCGMに進路を取れ
武田さんにおいては、自社のサービスの設計と会社という組織のデザインと日々の哲学的・美学的思考とが同期しているようにお見受けします(僭越ながら)。すごいです。日本の企業の経営者像を塗り替える、新しいタイプの経営者の方だと思っています。
ヘテロニティに関する考察(ここ以外にもいくつかあります)は、すべてのインターネット関係者が熟読すべき内容を持っています。
3. ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦
ブログの芸風にも色々ありますが、多くは瞬発芸的な投稿に終始するのが常です。1本1本の投稿を、統計などの手作業を加えて、自分の考察を深めて書くという行為はなかなかできるものではありません。
ナレッジマネジメント分野にはあまり詳しくありませんが、それでも野中郁次郎氏を源流とする営みには敬意を抱いています。ナレッジマネジメントのケーススタディを行う場合、観察対象と観察者の間にはある程度の距離があるのが普通です。吉川さんの場合、自分もユーザーの1人となって経験しながら、客観的な視点の構築するということにトライしており(現在のWeb2.0状況ではそれが不可欠)、その姿勢が真面目で好感が持てます。
最近「サーチアーキテクチャ」を上梓されました。特に1章と2章は、日本における検索の状況を考える際に有用です。
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堅くなりすぎましたか。。。誰かおちゃらかしてください。