Interop Tokyo 2010 クラウド関連の講演を終えて
「INTEROP Tokyo 2010」のイベントの中で、6月9日、そして10日の二日間、3つのセッションを担当させていただきました。
「Interop活用塾」の「クラウドコンピューティング」のクラスルームでは、
6月9日(水)11:00-11:40( E2-1)クラウドって何?
6月10日(木)11:00-11:40(E2-8)全てがアウトソース? IT管理者は不要?
また、NTTコミュニケーションズのブースでは、
6月9日 (水) 12:20~12:50 クラウドが今後企業に迫る変革の現実とあるべき対応
を担当させていただきました。
「クラウドって何?」の目次は、
- 何故、クラウドなのか?
- クラウドが普及する背景
- クラウドのメリットとは?
- クラウドの定義
- クラウドは巨大なデータセンタービジネス
- 政府が推進するクラウド
- クラウドを支えるネットワーク
- クラウドの標準化動向
- クラウドの課題(全体視点)
- クラウドのトレンド(方向性)
本セッションでは、約350名の方からお申し込みをいただき、かなり早くから満席となりました。クラウドを初歩のレベルから学びたいというニーズは今でも高いのではないかということを改めて感じました。
「全てがアウトソース? IT管理者は不要?」の目次は、
- クラウドの定義
- クラウド導入の現状と期待
- クラウドの課題(企業ユーザの視点)
- 企業のアウトソーシングとコストメリット
- クラウドの導入に向けて(全体)
- クラウドの導入に向けて(システム部門)
こちらでも約300名の方からお申し込みをいただき、クラウドが企業に普及する段階に入り、情報システム部門のあり方や方向性に関心が高まっているのではないかということを感じました。
「クラウドが今後企業に迫る変革の現実とあるべき対応」の目次は、
- クラウドを定義する
- 企業に迫る変革の潮流
- 求められる企業の対応
主にフォーカスしたのは、クラウドによる大きな変革の視点です。PESTや産業革命の視点、オンプレミスとクラウドのギャップ解消の加速化の動き、市場の成長性、ハイプ・サイクルレポートによるクラウドへの過度な期待と幻滅期、日本上空のスカイコンピューティング戦争前夜、シングルクラウドからインタークラウド、クラウドとネットワークの融合、といった様々な視点からクラウドの大きな変革の潮流をとられてみました。
3つのセッションは、同じクラウドコンピューティングでもそれぞれ異なる目線で、解説することを意識しました。
今回、意識的にツイッターで事前、そして当日もつぶやいてみました。幸いにもツイッター経由でも多くの方が参加いただいたようで、講演後の名刺交換でもほとんどの方が、ツイッターもしくはブログを読まれた方でした。ツイッターでかなりの方からもコメントをいただきました。改めて、ソーシャルメディアの影響力とその可能性を感じているところです。
今回、Interop Tokyo で講演を担当させていただいたのは、初めての経験でした。何もかもが新鮮でした。参加いただいた皆さま、そして、今回のイベントを企画・運営された事務局をはじめとした関係者の皆さまに感謝を申し上げます。