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学校の電子黒板はどうなるだろうか

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文部科学省の補正予算の中で目玉となったのが、「スクール・ニューディール」構想です。その中でも太陽光発電と電子黒板の導入は目玉の一つとなっています。詳細は、「スクール・ニューディール」推進会議の資料を読んでみるとわかるでしょう。

文部科学省が6月16日に案内した「スクール・ニューディール」構想の推進に関するお願」を読んでみると、電子黒板については以下のことが書かれています。

電子黒板を使えばさらに、書き込みやタッチパネルによる操作が簡単にでき、映像を活用することなど、わかりやすい授業を実現できることから、英国では各教室に整備されていると聞いております。(中略)今回の補助金は、実物投影機、DVD、デジタル教材などのソフトウエアなど周辺機器も補助の対象となっていますので、周辺機器も含めて積極的に活用していただきますようお願いいたします。

民主党への政権交代によって、これらの取り組みがどうなるかが注目されます。読売新聞の記事によると、 

素案では、補正予算の総額1兆3174億円のうち、全国の小中高校への電子黒板や太陽光パネルの設置事業や、各都道府県に対する産学官連携の研究拠点整備事業などを中心に予算を減額。

と書かれています。 

FNNニュースによると、9月25日に川端文科相らが生徒役となり、電子黒板を使った英語の模擬授業を受けている模様が放送されています。

文部科学省のこれまでの公開資料等を見ていると、もちろんいろんな授業に活用できるかと思いますが、特に英語の授業に効果があると見込んでいるようです。 

電子黒板は箱物ということで、予算削減の検討対象となっています。電子黒板を使って、全国の学校の先生が使いこなしていけるのかといったことも大きなポイントとなるでしょう。果たして、今後、学校に電子黒板が普及すすることなるのか、それとも、無駄な予算として削減・執行停止となるのか、今後の動向が注目されるところです。

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