最近「市場は対話である」あるいは「市場はカンバセーションである」という記述をよく目にします。昨日の「ツイッターノミクス」にもそう書いてありました。 だが、インターネットがすべてを変えた、とクルートレイ...
「中長期の経済成長は中間層の旺盛な消費から」論者の今泉です。中間層キャンペーンをひそかに繰り広げております。ちなみに私が中間層に着目したのは「上海経済ツアー」(いろいろあっておクラになった本)を書くた...
現在の世界経済の大きな変化は循環的なものではなく、不可逆なものであるかも知れないと考え始めている人も少なくないと思います。金融に関してはそういう発言をしている人をちらほら見かけます。まだ読んでいる最中...
シナリオプランニングによって経営戦略を立てていた方々は、現在、どのような対応をされているのかが非常に気になります。 オーソドックスなシナリオプランニングを利用していた場合も、その派生系の例えばDelo...
99年から2001年にかけて、米国ネット証券会社最大手が日本に参入した際に、ものを書く立場でお手伝いをしました。そのプロジェクトにはさわかみ投信の澤上篤人氏も参画していらっしゃって、その発言を直接聴く...
以前に米系の大手銀行や証券会社のお仕事を手伝った程度で、恐縮ではありますが…。 昨日から今朝にかけて大きなニュースが相次ぎました。リーマン・ブラザースの破綻、バンク・オブ・アメリカによるメリル・リンチ...
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米国のマネジメントコンサルティング界で話題になっている書籍のようで、クライアント経由で情報が来ました。すぐにアマゾンで注文したところ、翌日到着したのには驚きました。浦安の配送センターに在庫があったよう...
結局、弊ブログにおいてこのような投稿を掲げるのは、世界的に経済の潮目が大きく変化している現在にあって、予想されるのは「前例のない状況」の出来であり、そこでは「前例に拠らない思考」がおそらくは求められる...
一般的に、人が普通に生きていく上で、何かの支払を行う企業の数はたぶん30とか40ぐらいはあると思います。これを仮に7つぐらいにまとめることができれば、支出総額を10~20%程度減らすことが可能なんでは...
マインドマップで世界経済の動きをまとめていたとすると、今年1月頃のマップと、今年5月頃のマップとでは全然違っていたはずです。1月の段階ではまだサブプライムの影響が部分的なものに留まっていましたが、5月...
7月2日に開催されたIBMビジネスコンサルティングサービス(IBCS)主催のブロガーズミーティングに関して、もう1本投稿を書くと申したまま、はや1ヶ月が過ぎてしまいました。 さて。書きたかったことは、...
シスコIBSGではThought Leadership関連の仕事をちょくちょくやります。日本の感覚では自らがやっていることをThought Leadershipと呼ぶとは何事だという感じですが、米系の...
5年以上お世話になっているシスコシステムズのコンサルティングサービス部門IBSGのウェブサイトが新しくなりました。3年ぶりの更新になりますか。誰がテキストを書いているかは秘密。 [pepoz]の運営を...
タイトルのフレーズだけでは不十分ですね。「あるいは、開業当初はクールなサービスで儲けが少なかったとしても、だんだん角がとれて一部の顧客からイケてないと思われる段階になると、自然と儲けは大きくなってくる...
VCの方とお話をさせていただくと、「敵が模倣してきたらどうします?」と聞かれることがよくあります。というより、必ず質問されます。 現在は存在していないビジネスである。誰もそうした世界でビジネスが成立す...
IBMには色んな未来を研究している人がいるようで、先日、IBM and the Future of XXXXというシリーズもののPodキャスティングおよびそのテキスト版が公開されているのを見つけました...
自動車が売れないという現状については、実は、三菱総研が取りまとめた「自動車ディーラー・ビジョン2003年版」(日本自動車販売協会連合会刊行)でかなり正確に予測されていました。私が言うのもなんですが、未...
2年ぐらい前に「新ネットワーク思考」(アルバート・ラズロ・バラバシ、NHK出版)を読んだ際に、「ベキ法則」、「成長と優先的選択」といった概念に大きな衝撃を受け、それ以来、インターネットを含む様々なネッ...
はなから株式公開を目指すとよい理由(1)の続きです。 4. 事業発展に貢献した人に対して、好ましいインセンティブが与えられる これはよく言われていることですね。ストックオプションを発行することによって...
またしても日本のブロードバンドについてお題が下りました。表題の通りです。米国では「それはGoogleである」と言ってしまえばそれでお終い(厳密にはナローバンドも含むインターネット全般においてということ...
ちまちま体脂肪ブログを書いていると(携帯からも更新できる)、このまま地味に身辺雑記ブログだけの人になってしまうのかしらんなどと思ったりもしますが。 先週までまとめていた文書では、日本の世界一速いブロー...
Twitterクライアントの繁盛ぶりを見ていると、APIを公開することがいかに偉大なことであるかをしみじみと考えさせられます。API公開は、おカネが一銭もかからないインストールベース拡大方策です(sa...
いま、日本の航空業界に関する短いレポートを書いていて、USサイドからフィードバックを受けたり、直したりということをやっています。先ほど米人の上司から指摘を受けて理解できたことは、日本にいて日本で考える...
Coca Cola、Nestle、PG、Unilever、Gillette、Johnson Johnson…。日本で言えば花王、味の素…。これにタバコ業界を加える時もあるし、ビール業界を加える時もある...
先日、日本の製造業の振興に関係のある方と話をしていた際に、「ガラパゴス的進化」という表現が飛び出しました。ガラパゴス…。周囲の環境とは隔絶されたなかで特異な進化を遂げている状況なんだろうな、ぐらいには...
クライアントの年次ミーティングでSan FranciscoのそばのAptosに来ています。海辺のいいところです。 今朝のUSA TODAYに出ていた情報です。Wal-Martが映画とテレビ番組の有料配...
小規模なベンチャーの組織のことを考えていて、マネジメントチームの何人かは常勤でなくともまったくOKなのではないかということに気づきました。CEO、COO、CFO、CMO、CTO、CDO(Chief D...
某所で孫正義ジェネレータに言及してすべってしまいましたが、自分の本意はむしろこちらにあるということで。ソフトバンクがMNPの乗り換え処理で大きなトラブルを起こして以来、様々なメディアで、特に同社の経営...
「ビジョナリー・カンパニー」のなかに「時計を作る」という表現が出てきます。いま手元に本がないので正確な記述が確かめられませんが。「時を告げる」という表現と対で使われています。 「時計を作る」を個人的な...
非常に大切なことなので、もう1本掲げます。 ”同士”的に結束する従業員は、なぜ、”同士”のような熱くて共感しあった関係を構築できるのか?なぜ、熱くなれるのか? それは「自分たちでなければ解決できない課...
棚橋氏の考えをベースに、すごく簡略に未来の企業の姿を想起すると、次のようになると思います。 ・社内は”同士”的に結束している。そのなかでも主だった人は、いわゆるEmployee Generated M...
確かに、棚橋弘季さんはすごい。以下ひたすらうなづきながら読んでしまいました。特に、平均値に対する疑義が個人的にはひたすら禿同です。だってベキ分布している状況でなぜ平均値を使うのか?という素朴な思いから...
個人的には、非常に引っかかっておきたいことをおっしゃっている方のように思えるので、もう1つメモ。 投稿「SMOに関する補足」にあるフレーズ「10%がリンク製造してくれる環境なら」にある「リンク製造」。...
工藤拓也さんのブログからTBをたどってDESIGN IT! w/LOVEに至り、Social Media Optimization(SMO)という新しい概念を知りました。-Quote-「人が集まるクラ...
今週号の週刊「東洋経済」ではWeb2.0を特集しているというので、ちらと見て見ましたが、個人的には、梅田望夫氏のインタビューを含めて物足りなかったです。基本的な部分をおさらいしましょうという内容です(...
Outlogicの中の投稿で杉本さんが、楠木建氏の主張している「次元の見えない差別化」について触れていて、その延長線で「わけがわからない差別化」という言葉を使っています。これは非常に興味深く思います。...
フラット化する世界において、世界市場に進出している日本企業が拠り所とすべき点は、藤本隆宏氏が提唱しているところの「擦り合わせ」とその周辺であろうことは、多くの方がお気づきだろうと思います。この関連の議...
結局、「フラット化する世界」で述べられている企業の話、すなわち、インターネットで接続された企業同士で世界規模のSourcingが可能になるということは、英語を使う企業に限られた話ではないかという気も、...
「フラット化する世界」を書いたトマス・フリードマンは1953年生まれなので、69年のウッドストックの時には高校生。反戦、フラワームーブメント、ヒッピー、ウェストコーストサウンドなど、カウンターカルチャ...
「The World Is Flat」をようやく読み終わりました。とにかく読む価値のある本です。これから読む方もいらっしゃると思うので、具体的な内容にはあまり触れずに、以下を記します。 非常に荒っぽい...
「The World Is Flat」(邦題「フラット化する世界」)の終わりの方を読んでいたら、ジェフリー・ムーアが「ライフサイクル・イノベーション」(栗原潔訳)などで主張しているコアvsコンテキスト...
延々ネタにし続けている「The World Is Flat」も「フラット化する世界」という邦題で、日本経済新聞社から5月中に刊行されるとのこと。間もなく店頭に並びますね。こちらは土日も仕事に投入ではや...
今日は自宅で別件の仕事中。 人というノードが、人、モノ、コトのいずれかにリンクを伸ばす時の原動力が、「もっとよく知りたい」という欲求であることにほぼ間違いはないと思います。Mixiで、よそ様の足跡をク...
トマス・フリードマンは、世界規模で起こっている非常に捉えがたい動向を両腕でがしっと捕まえて、それをいくつかの基本原理にまとめて見せるという技がものすごく優れています。直近では、ティム・オライリーがイン...
米国からインドにアウトソーシングされるのがコールセンター業務であるのは理解しやすいとして、次のような仕事もインドで処理されていることを知ると、少し驚きます。 ・中小企業の税金還付手続きはこれまで米国の...
先週はたくさんの方からレスポンスをいただき、まことにありがたく思っております。おおよそどんな方々がお読みいただているか把握できましたので、これからは迷わずスウィートスポットに攻め込んでいくことができま...
先週末に「The World Is Flat」の後半を読み進めていて、この本は間違いなく、インターネットのスケールフリーネットワーク性に直接的間接的に影響を受けざるを得ない主体であるところの私たち、企...
めちゃめちゃおもしろい事例が満載の「The World Is Flat」の話に入る前に、公文俊平氏の論考をもう少し確認しておきます。 公文氏は、私が編集の仕事に入った1980年代半ばの時点で、すでにネ...
昨日の公文俊平先生の引用が中途半端なところで終わっていたので、補足します。彼は、社会のひとつのまとまりにおいて、ものすごく優秀な人が一握りいる一方で、そうではない人が大多数という感じで存在する現象を、...
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