こんにちぱー。生きざま番長 鈴木麻紀です。
先日「ストレスマネジメントセミナー」なるものを受講してきました。
おさらいをかねて、ストレスの感じ方についてをちょっとご報告。

ストレスとは、「平常な状態に、何らかの“刺激”が加わることで、
ひずみ(ストレス反応)が生じること」
です。その発生のメカニズムは、

[刺激(現象)] ⇒ [評価(認知)] ⇒ [ストレス反応]

何らかの原因(刺激)を受けて、認知(考える)する。
その結果、ストレス反応(感情)が発生するということですね。

例えば こんな感じです。
部屋の温度が高すぎる[刺激] ⇒ 暑いなぁ[評価] ⇒ イライラ[ストレス] 

面白いのは、同じ[刺激]でも人によって感じ方が違うということ。
例にあげた「暑い」にしても、服装によって感じ方は違うし体感温度も人それぞれ。
同じように暑いと思っても、暑さに慣れている人にとっては それほど気にならな
かったりします。

そして、刺激によって感じる[評価]は、その濃淡だけではなく種類も違うようです。
セミナー中に、いくつかの[刺激]となるお題を与えられて、
「それをどう思うか」「それによって感じる不快指数」をつけて、少人数のグループ
で発表しあうと、いうワークショップがありました。
お題は、「知り合いに挨拶したら、相手は黙って通りすぎた」
「頑張って仕上げた仕事の、欠点だけを指摘された」などです。
あなたは、どうですか? こんなときどう感じますか?

ワタシはねー、怒る怒る。すーぐプリプリ怒っちゃう。
テキストの中には「ムカッ」とか「イライラ」とか「カチーン」の文字があふれてます。
そして、他の人もみんなそうだろうと思っていたら、さにあらず。
同じグループに優しい笑顔が印象的な女性がいたのですが、彼女はなんと同じお題に対して、
ことごとく不安になっていたのです。
彼女のテキストに書き込まれた文字は、「ドキドキ……」「落ち込む」「不安」などなど。

さらにビックリしたのが、50代(ぐらいかな?)の男性。
なんと彼は、お題の数々に対して、「なぁんとも思わなかった」のです。
彼のテキストのメインフレーズは「ま、いっか」「どうにかなるさ」「しょうがない」です。
なんでなんでー、と詰め寄るワタシたちに
「こんなこと、今まで起きたことに比べればたいしたことないよ」とニコリ。
たくさんの修羅場を踏むと、相当なものでない限り[刺激]が[刺激]ではなくなるようです。

そーかー。
ストレスの感じ方は、「経験値=対処できる自信」によっても違うのだな。
彼の余裕の微笑みに 羨望と憧れのまなざしを送る怒りんぼぅ番長。
早く余裕あふれる大人になりたいものです。

 
このセミナー、キャリアカウンセリングのトレーニングの一環として受けたのですが、
自分のストレスのクセなどが分かり、自分のためにもとても役立ちました。
誰だ? 番長はノンストレスだから そんなの必要ないでしょっ て思ってるのは。

 ♪ワタシみたいなタイプにだって、悩みはあるのよ♪ (pizzicato five 「万事快調」)

鈴木 麻紀

Special

- PR -
コメント

コメントを投稿する
メールアドレス(必須):
URL:
コメント:
トラックバック

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/6636228

トラックバック・ポリシー


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

鈴木麻紀と丸の内ファイブ

鈴木麻紀と丸の内ファイブ

アイティメディアで、スキル/キャリア関連サービスを企画・運営しているチーム。

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年6月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ikizama
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


Special

- PR -
最近のトラックバック
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ